2014年3月17日月曜日

プラッと採集

本日も走っております東海道!
だいたい移動は夜中が中心なんですが、諸般の事情によりまっとうな真っ昼間に移動と相成りました。
高速代まともな料金で乗るのは久しぶりだ!
今日は晴天でしかも暖かい。
風があるので花粉は全力で飛んでいるのはいただけないけど。

デッカイ現場が終わったばかりで息抜きしたいけどそうもイカの金●!
そろそろ今年の虫シーズンも開幕。
今年の目標もそろそろ本格的に日程調整と下準備する季節となってきました。また忙しい季節がやって来る(嬉)
とまあそんな浮かれ始める今日この頃に、ふと休憩でとまったとあるパーキングエリア。
最近のパーキングエリアやサービスエリアは地域住民も取り込もうと歩いて外と行き来できるところが多くなってきてる。
ここもそうなんだけど、トイレのすぐ脇に出入口あったので何気なく外界?に出てみる。
田舎によくある感じで剪定した枝を無造作に路肩に捨ててある。
民家の垣根によく植えられるイヌマキが数本。そのうちの2本がなんらかの原因で立ち枯れている。
立ち枯れは枝打ちされているので、傍らに捨ててあるのは間違いなくその枝打ちの枝だろう。
なにげなしに乾いた樹皮をめくってみると、おびただしい数の食痕が出現。
立ち枯れの原因はこの食痕で間違いない。
樹木の栄養分は根っこで吸い上げられて樹皮下の人間でいうところの血管部分で枝葉に行き渡る。
生木を食すカミキリや他の昆虫の幼虫は、まさにこの一番栄養分が多い樹皮下を食い荒らす。
ここがやられるとそこから先は枯れてしまう。
枯れたら枯れたでまたちがう種類の枯れ木専門の昆虫のすみかになっていく。

ところでこのイヌマキ。針葉樹なのに葉は細長いけどけっこう柔らかい。材は堅くて緻密。枝葉はかなり密に伸びるし当然常緑樹なので垣根や屋敷森にするには最適なので昔からけっこう植栽されてきている。

この木はなかなか食えないらしくてほとんど虫も寄り付かない。いいことづくめのようなんだが、日本にしかいないケブカトラカミキリという日本特産種類のこいつは違う。
もともとは九州南部や四国の一部で細々と代を重ねてきた5段クラスの珍しいヤツだったみたいだけど、温暖化と交通網の発達で南から運ばれて植栽された房総半島で大爆発。
というか大暴れ。
次々と立ち枯れを増やしたらしいけど、初期段階に大規模な剪定作戦したみたいでいまは再び見つけるのは困難らしい。

まさか中部日本にいるとは思わなかったので、さっそくスマホで検索。
出現期間は4-5月。食痕は枝に対して直交で食い進むのが特徴らしい。目の前のはこれに当てはまらない。
羽脱口がたくさん空いているので昨年出てしまった枝かもしれない。

すぐに手ノコを持ってきて人目もはばからずに切断。
幼虫またはこの時期なので成虫を期待したけど、出ず。甘くない。
とりあえず不審者がられないように手早く数本切り出して確保。
ダメ元だけどうまく出てきたら、そりゃあ大発見ですよ!
その昔、Nが島さんが二子の弓状バットレス発見したとき並みに?ではないでしょうか。
おそらくここいらへん半径300キロメートル範囲では記録がないはずなので、月刊Mしデビューか?(笑)

羽脱口からするとヒメスギ(9級ピンクテープ課題)かもしれないし。。。


また近々、結果が出たら報告しますね。

まあ、
こんなふうにあちこちに身近で凄い発見がゴロゴロしてるのが、この趣味の良いところですなあ。
わずか15分足らずでしたが、
良い息抜きになりました!
とさ。

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