2015年7月21日火曜日

梅雨明け

ご無沙汰しております。

このブログはもうおしまい、ということでしたが、多くの親しい人々も閲覧してきて頂いてきたので、この場を借りて最後の御報告をしたいと思います。

1994年3月26日に久美子と結婚してから21年間。
3人の子宝に恵まれました。
たくさんの人々のご交誼、感謝しております。

このたび、
ふたりで協議の上、それぞれの道を歩むことになりました。

ひとえに、自分の身勝手かつわがままな理由が原因ですが、これからは、よりクライミングと、壁建て仕事に精進したいと思う次第です。

皆様においては、今後も変わらぬご交誼を交わして頂ければ幸いです。

残りの人生、どれだけ残されているのかは分かりませんが、悔いのない時間を過ごしたいと思う所存であります。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

なお、新しいブログはすでに始めております。
「岩と板」
で検索していただければヒットすると思います。

これからも、皆々様においては、どうぞ、よろしくお願いいたします!

2015年6月30日火曜日

ありがとうございました

6月ももうすぐおしまい。
ことしの半分も、もうおしまい。
これまでで、もっとも長いひとつきでした。


「岩とむし」という、ふざけたタイトルのブログも、
かれこれ8年も書いてきました。

これは、いまは休刊中のかつてのクライミング雑誌のバイブル「岩と雪」にひっかけたネーミングでした。

岩に真剣に取り組んでいた頃、人生そのものを賭けていた頃。
そんな夢に勝手に破れ、子供の頃に大好きだった虫取りに逃避する日々。

現実の厳しさに打ちのめされ、這い上がることなく逃げてばかりの半生でした。

ただ、
クライミングは大好きなので、
なんとかしがみついて、
それで食べていければいいと願っていました。

しかし、
クライミング写真にしろ、
国際チーフセッターにしろ、
ユース強化監督にしろ、
すべてが中途半端に終わってしまいました。
そして、
壁建ても、
まだまだたいしたことも満足にできないでいます。


世の中は、
食うか食われるか。
 
食われっぱなし。
負けっぱなしでした。


自分としてはブログというものは文字通り「日記」。
ものを書くときは、基本的に誰かを想って書いています。

何かを書くというのは、なにかを伝えたいから。
写真も、誰かになにかを表現したいから。

そんな伝えたい気持ちも、いまとなってはもう意味のないことになってしまいました。
 
 
  
クライミングに、岩登りに、初めて出会って体験して、身体の芯を震わせたあの興奮となんともいえない充実感と幸福感。
あれから31年。
長いようで、あちこちと寄り道していたせいで、あっという間でした。
 
8年間、
どうもありがとうございました。
 
岩とむしは、本日で終了いたします。

また出会ったころのような気持ちで、
クライミングを新しい気持ちで再開したいと思います。
 
さようなら。
 
 
新しいブログをどこかで始めるので、
またどこぞで出会えればいいですね!




2015年6月29日月曜日

ヘラクレスヘラクレス

池袋の現場は首尾よく順調に終わり早帰り。
道路も割りと空いていたので、ちょいと一仕事。

昨年8月から今年の5月までは怒濤の仕事漬けでした。おかしいぐらいに忙しくて年末年始も仕事。
そんな毎日のなかで誰も誰とも楽しめなかったクリスマスイブに現場先にあった昆虫ショップでヘラクレスオオカブト成虫ペアをマイプレゼントしてしまいました(笑)
子供の頃からの憧れのムシでしたが15年ぐらい前に日本に輸入が解禁された頃はウン十万もしてとても手を出せる金額じゃなかった。
その後、絶滅危惧種として全世界での取り引きが禁止されて文字通り手を出せる虫ではなくなりました。
しかし、日本はブリード大国。禁止前に輸入されたヘラクレスが累代飼育されていてそれは国内では販売OK。
価格もクライミングシューズより安い。
カブトムシの仲間は元々飼育しやすい種類なのでいまでも人気の高い種類はけっこう出回っている。
もちろんブリードをするつもりで購入。
卵を産ませ、幼虫は日本のカブトムシよりはるかに大きいのでどんどん大きく成長していく。
時々ケースをのぞいてはその度に大きくなっていく様は驚く。
しかし、世話をするのがけっこう大変。温度管理とエサとなるマット交換だけなんだけど、それが地味に厳しい。
分かっているつもりだったけど、年末の過労から寂しいあまりに買ってしまってごめんね。

ショップに電話すると引き取ってくれるという。なんという良心的なお店だろう。
成虫は毒瓶で締めればいいのだが幼虫はそうはいかない。
子孫は30匹ほど産まれたが最後まで育てられなくてすまない。
親になる資格ゼロだな。
もう飼うことはない。

やはり憧れはお金で買ってはいけないな。
夢は苦労して手にいれるものだから。
いろんな意味で反省。
あっちへへらへら、こっちへヘラヘラ。
本当にダメな奴だな。

2015年6月28日日曜日

NOBOROCK ikebukuro

梅雨の晴れ間な1日だけど、風は爽やかな関東。
仕上げ作業は2日間でほぼ終了!
自画自賛ながらいい仕事できやした!
あとは残材使ってハリボテ作りまーす。

2015年6月27日土曜日

都会の地下

本日より短期勝負でD班長現場へ応援に。
都会の地下一階。
地下現場はいくつかこなしてきますが、大都会の地中にこんな空間があるもんなんだなあ、といつも不思議な感覚にとらわれます。

まあ、自分は最後の締め要員なので初日から仕上げ作業に追われてます(笑)

しかし、どんどん増えてくなあ!

2015年6月26日金曜日

天恵

ひとはなぜ生きるんだろう?なんのために生きているのか?
いったいどんな意味があって生きているのか?
そんな青臭いこと、ずいぶん昔から、10代からずっと考えているけど、いまだに答えは見つからない。

答えを探すために小学5年生ぐらいからふらふらとあてずっぽうにあちこち歩いた。
中学、高校と、春休み夏休み冬休み、そして、ときどき普通の日々に、野宿しながら行ってみたい場所にいろんな手段で旅を続けた。
もちろんいつも独りぼっち。
いつも行った先々で地に足を着いた人々の温情に甘えてきた。
人の生き方をぼんやりと理解し始めて頃、クライミングに出会った。

なんの目的もしがらみもない水平の旅は好きだったけど、垂直の旅を知ってからはすっかりはまった。
垂直の目的のない旅はあり得ない。
そんな変化からもう30年もたっちまった。

純粋な気持ちはすっかりにごって、ダメな大人にいつの間にかなっちまった。

昔から好きなことにはとことん突き詰める性格だった。

今年、西表島に3年通って、ど雨の中毎日熱帯雨林気候の深い深い山の中へ登り続けてひたすらに虫を探した。
おそらく並みの虫屋には成せない行動だったとは思う。
どれだけ増水した川でも渡れるし、どれだけ高い樹木でも登れるし。
どれだけ深い山の中でも方向を見失わずに歩けるし。
だけど、そして、ふと突然だけどそんな中で、こんなこと、いまやることなのか?と、突然内なる声が聞こえた。
ムシトリなんてまだまだもっとジジイになってもできる。

いまならまだ間に合うんじゃないか。
自分で自分に都合の良い嘘をついて、逃げて、都合の良い言い訳をして。
避けていたんじゃないか、逃げていたんじゃないか?と。

だくだく汗を流しながらジャングルの中で、突然悟った。

まだいまなら自分の限界に挑戦できるのではないか?と。

気のせいでも構わない。
いい歳こいて夢見心地のバカな中年でも構わない。
かつて達成した自己最難への再挑戦。

一気にバイーンとはいくことは、もうない。それぐらいのことは分かっている。
年相応に、少しずつ、いまより0.1ミリでも飛んだり跳ねたりしてでもその先をつかめればいい。

その先に。

なにが待っているのか?
どんな風景が待っているのか?

なにもなくてもいい。

生きていること、それが実感できたら、きっと、いいに違いない。

2015年6月24日水曜日

ここに根付いて

八戸からの帰り道、セカンドウォーリーのオープンより前にこの春に山形市内にオープンした「フラット」さんに寄り道。
昔、台湾でのアジア選手権の時にまだ自分がコクサイチーフだったころにアスピラントで一緒に仕事(セット)をしたフラットパイン君のジムだ。
あのときの若者もいまや引く手あまたの人気セッター。立派なセッターになりましたね!
ずいぶん苦労や努力を重ねただろうけど、いまや一国一城の主。
素晴らしい内外装とどれも作り込まれた言霊のこもった?味わい深い課題ばかり。
けっこう背中が張っていて疲れていたけど、3級ほぼ全部と2級を7-8本を味合わせてもらいました。
どれも面白かった!
まだまだ登りたかったけど、もう身体の内側から悲鳴が聞こえた(笑)ので終了。

また9月に行きますぜ!
無理を承知で全国を飛び回っているようだけど、お互い健康と怪我には気を付けて頑張っていこー!
オーっ!

去らば八戸

昨日工事も終了し、アフターワークの懸案課題にマジ本気トライを15分間隔ぐらいで7.8回トライしましたが、どれも終了点や次のホールドに触るけどわずかにホールドの上まで届かない。
届かせるには足を切るしかないんだけど、これまた体勢も崩れるし振られるのでダメ。
悔しいけどいまの自分には、
ジャンプ力
保持力
体幹力
すべて足りませんでした。
残念。

リベンジしたいけど、イベントウォールなのでできませんなあ。

まっ、
また鍛え直して頑張りまーす!

オーナーのHらさん、おおいにお世話になりました!
ありがとうございます。
またのさらなる増築工事?
よろしくお願いいたします!

2015年6月23日火曜日

セカンドウォーリー卒業

微妙に足りなくなった材料が届くまでの数時間。
オーナーさんお薦めの近所にある蕪島神社というウミネコ(天然記念物)繁殖地へプチ観光。
凄い!
物凄い数のウミネコが 地面も空も埋め尽くしている。
ウンコよけの傘まで置いてあるぐらいだけど、見事命中したひとは神社の社務所に行くと証明書を発行してくれるそうです。
もちろん運が着いた、ということらしいです。
ちょうど繁殖シーズンで、ひながたくさんいるのだけど、たぶんあまりに過密しているので近隣の?ウミネコにつつかれて血だらけのひなが多数散見。
良さげなボルダーを擁した岩山にあるせいか海岸に降りると転落したひながこれまた多数。合掌。
不幸にも運がつかず、昼飯どきなので、グルマン部長のY崎さんが行きたいというテレビで有名になったという小舟渡という定食屋へ。
ここはまさに海沿い。番屋といってもいい立地。
ここは北三陸。
とくればあまちゃん。
あまちゃんとくればウニ。

ということで紫ウニを遥かに凌駕する馬糞ウニ丼注文!
馬糞ウニは19歳の時に2ヶ月ヒッチハイクで放浪した北海道は礼文島以来の爆食いかな?30年まえはサシミ醤油とマッチだけ持って無料のキャンプ場から出掛けてマラ岩辺りの磯で無限に付着している馬糞ウニを取っては生食いしたり焚き火を起こして炙ったところにチョロリと醤油を垂らして飽きるまで食べたっけなあ。
2週間ぐらいそんな毎日を過ごし、たたまたま居合わせた他の四人の旅人とは、これまた2年後に中国カシュガルの山奥の天山のウイグル族のパオでそのうちの一人と再会したときはビックリしたものだなあ。
自分もそれ以来旅は止めてクライミングしかしなくなったからもう誰とも会わなくなったけど。
でもまあ、人生なんて旅みたいなもの。
会うのも会わないのも必然だったり偶然だったり。

馬糞ウニには思い出が詰まっている。
今日もワサビを溶かした醤油をサッとかけてガシガシかきこんだ。
次はまたさらなる30年後かな?

それまではできるかぎり、
垂直の旅を続けて行きたいなあ。

2015年6月22日月曜日

キッズボルダー

八戸にあるセカンドウォーリーさん(先月5月15日オープン!)での2階キッズボルダー増築工事もほぼ完成しました!
あとは足りない材料の到着待ちと塗装のみ。
R工法自体はかなり昔からあったのですが、基本的に曲げ板というあらかじめ指定した曲線度合いに張り合わせた合板を使ったり、一方向に気持ち悪いぐらいぐにゃぐにゃ曲がる合板を使います。よって、わりとシンプルな壁が主流でした。
近年のR壁はねじりも入っていてより複雑な、河原のボルダーみたいな形状を作り出すようになっています。
基本的にはボルダーばかりで、リードウォールでこれを作るには裏の骨がかなり強く作らないといけません。
いずれにしても手間と時間と、そしてお金がかかります。
クルマで言うと手作りのカウンタックとかランボルギーニといった感じでしょうか?
芸術的な美しさと強さ、持つ喜びを与えてくれるもの、といったところでしょう。

自分等は、対極にある感じ。
プロボックスとかハイエースといった超実用車、かな?
積める、運べる喜び(笑)

今回はいままでの経験に合わせてねじりも入れて作ってみましたが、やはり実験的にやってよかったのはRの半径の限界値もある程度分かったこと。
とにかく曲げたいのであれば、あとはもうFRPとかで作ったほうが早いし強いのでは?
木製にこだわるよりはむしろ自由度も経済性もあがるのではないでしょうか。

まあ、それって、
時代は巡っているんだなあ、
と思いますが。

30年もこの世界にいると、もう大抵のことはすべて昔からあるものなんだよなあ。
温故知新とはこのことなんですかね。

頑張りまーす!

2015年6月21日日曜日

ウォーリーセカンド

八戸アゲイン!
まるでカルフォルニアに来ているような乾いた冷涼な風と晴天。
キッズボルダーの増設工事で来ました!
来るべき横パンの改築工事の前哨戦。
頭では解っているつもりのR壁作りの実地練習工事!?
2日目でなんとか形は出来たけど、想像通り、チョーめんどくさ(笑)
総合的に考えてもメリットよりもデメリットの方が多いと改めて認識。
しかしながら、施主様の意向に沿ってベストを尽くすのがプロの仕事というものでしょう。
とりあえず当たりは分かったのでよしとしましょう。
しかし!
仕事終わってから速効で登れる環境は最高。時間の無駄もないし、課題も揃っていて自分で創る必要もないし。
毎晩23時まで営業、
素晴らしい!
しかし、
流石に疲れた。
明日はレストだな!
いや、
仕事にレストはないけどね。

2015年6月19日金曜日

復興

東日本大震災で多くの被害と犠牲者を出した名取市。
あれから4年経ちましたが、人によっては(まだ)だったり(もう)だったり。まだは当事者。もうは自分を含めて部外者のような気がします。

いまだにたくさんのダンプや重機が行き交う国道4号線沿いに、この秋工事予定の現場に下見と打ち合わせに行ってきました。

ここのウリはなんと言っても近年絶滅危惧のリードウォールです!
工事請け負い人としてもこころ躍る現場になりそうです。
オーナーさんの、ここで人生をかける情熱。しっかり受け止めて行きたいと強く思いました。

最近特に思うところがあり、力の限り、知恵の限り、命の有る限り、自分の出来ることを尽くすことが自分の生きる道だと思っています。
いい仕事、出来るように頑張ります。
よろしくお願いいたします!

2015年6月18日木曜日

梅雨本番

長年の定期現場。
この時期は雨との戦い。
いままで15年以上続けてきて不思議と完全に中止になるほどの雨には降られていない。
今日も午後から強い雨が予想されていたけど時々ザッとくるぐらいで済んで助かりました。
たったこの10年、20年の間でも、明らかに関東地方の雨の振り方が南国的になってきているのは実感できる。
平均気温もジワジワ上昇しているみたいだし、南の虫たちも確実に勢力を北上させている。
そんななかでも生きていかなくてはいけないんだなあ。
働き続けなければいけないんだなあ。
まっ、
昔からの信頼のおける笑わせてくれる仲間がいるので、まだまだ続けられそうだなあ。

最近、周囲の武蔵野の林がめっきり切り払われてあまり見かけなくなったカブトムシやクワガタの残骸が、例年になくたくさん屋上にあった。
他にも腐臭のする鳥の肉?とか魚の頭とかたくさん散乱していたから、たぶんカラスのせいだろうなあ。
カラスも増えているみたいだし。

屋上からは普段見ない視点で街を見れるのが、いい。

2015年6月14日日曜日

スポドリカップ!

蒸し暑い日曜日。
東京ドームの一角で、二周年コンペが開かれました。参加者70名と少し。
老若男女が和気あいあいと、そして誰もが真剣に休むことなくトライし続けた二時間一本勝負の予選セッション。
あまりの熱気で冷房を強くしてもらったら、動いていないスタッフには寒いぐらいでした!
午後は初級、中級、上級と、予選の総合成績から自動的に振り分け。
なかなか機械的な分け方だけど案外公平かつ公正で、予定されていた決勝課題もそのまま調整しないで初期設定通りの難易度でスーパーファイナルまでもつれ込むことなく、かなり順当に順位がつきました。
謙虚すぎる自己申告や正直すぎる自己申告で、クラス分けはたいていいつも悲喜劇が起こりがちだけど、この方式はよっぽど作為的な作戦を立てる参加者がいない限り、かなり良い方式かもしれませんなあ。
代表選考やジャパンCップや国体みたいに私利私欲が渦巻く大会以外のローカルコンペにはおすすめかもしれません。

まあともあれ、皆さんお疲れ様でした。
スタッフの皆さんもありがとうございました。
またの日に!

2015年6月13日土曜日

スポドリ!

今週は丸々水道橋通い。
東京ドームの敷地にあるスポドリ!というボルダリング施設での1年に1度のホールド総取り換え。
最近のジムは割りと短期間で少なめの課題を作り続けていくというスタイルが多くなってきたけど、ここでは従来型のドーンと一気にすべてを変えてしまう伝統セット!?
初年度とは比べ物にならない数のホールド、ハリボテがこの2年間で増えて、利用者もうなぎ登りのようです。
それもこれもここを根城?にしているスーパーサイヤ人親方の奮闘によるところ大。
他に多くの施設があるのでいわゆるクライミングジム独特の空気は薄いけど、スタッフもすっかりクライミングに熱中していて勉強熱心でしかもかなり仕事のできる人達なので、並みのジムよりは利用者も快適に登れるようです。
今回は高さ4.2m横幅40m強ある壁1面におよそ7割り取り付け。かなりびっしり感満載だけど、サイヤ人にはまだまだ不満のようだ(笑)
なんせ親方ときたらサイヤ人の特徴であるなかなか歳を取らない、死ぬほどやられると倍返しで超回復する、年々バージョンアップしていって神クラスとも戦ってしまう、といったありえないことを現実クライミング界で体現しているので、来年は全付け(すべての爪つきナットにホールドを取り付けること)をする勢いがあり、少しそらおそろしい。歓びのあまり壁の中でエビゾル姿にさすがのコクサイO可能も苦笑いするばかり。

さてさて、明日は二周年コンペ!
予選セッションも兼ねた営業課題は180本近く。コンペ決勝課題も全部で12本完成しました。
コンペに出る人も常連さんたちも、楽しみにしていてくださいな!

2015年6月9日火曜日

サラリーマンって

今週は今日より東京ドームまで毎日電車通勤。片道2時間弱。ラッシュが苦手なので(得意なのはチカンぐらいか)早朝出勤。現場でゆっくり朝御飯というつもりだったがやはり座ることはかなわず。甘くない。
夕方まで黙々とホールド取り付ける内装業。柔らかいマットの上での作業はけっこう腰に来る。
そのまま大繁盛の秋パンにてサマーコウジの打ち合わせ。
終わり次第そのままNN社長とお洒落なPタゴニアに移動してミT満とスライドトークショーの打ち合わせ。
鎌倉の本社に比べて欲しくなる実用的な装備がたくさんあってお店の雰囲気もグー!
マダムの街は10年住んでも少しも好きになれないけど、東京生まれのサガかごちゃごちゃガヤガヤしている街のほうがまだ落ち着く。
終バスには間に合わないけど、普通のサラリーマンは何十年もこういう生活を送っているのかと思うと本当に日本経済のために御苦労様!と実感できる。まだ電車通勤初日だというのに(笑)

2015年6月8日月曜日

だしの国から醤油の国へ

ということで本日より醤油の国での1週間がはじまりはじまり。
まずはまっさらに。

2015年6月7日日曜日

そうだ京都に

丸々1週間、D班長の手伝いで京都久御山町の現場へ。
ソフトクリームバルジや四角面つなぎ工法やら、はたまた7面体ハリボテなど島ボケした自分にはかなり難易度の高い課題を命じられました。
だんだんインパクトや丸ノコの使い方も思い出してなんとかミッションクリア!
昨夜はオーナーのTさんに地元で有名なお好み焼き本店に連れて行ってもらいました。美味しかったです。腹一杯、ごちそうさまでした。

中日3日はわりと近所にあっていままでなかなか行く機会がなかったきっちゃんのルカラガームへ。
あまりの面白さに感動して泣けてしまった!
クライミングの楽しさを改めて思い起こさせてくれてありがとう。
楽しい(辛いとも言うが)ので疲れも無視して3連登。
また行きたい。

2015年5月30日土曜日

駒ヶ根メンテナンス

13年目のメンテナンス&セットも無事に終了。駒ヶ根宝剣岳登山口にある、森と水のアウトドアゾーン公園内にあるクライミングウォールです。
利用料は300円!
とても過ごしやすい気候と環境。
ピクニック感覚でクライミング以外も楽しめます。
穴場といってもいいでしょう。

セッターの皆さんお疲れ様でした。
N川さんも長年大変お世話になりました。これからも旅を楽しんでください。ありがとうございました!

2015年5月26日火曜日

もっと南の国から9

ついに、
わが社のゴールデン2ウィークスも終了です。
昨年は9日間の西表島滞在。
今年はまったく同じように13日から島に入りプラス5日間。
これにはいろいろ理由があり、�昨年の御神木では帰る間際に紅い奴のサイズアベレージが大きくなっていった。�採集数が多くなっていた。
などの続きを(もっと大きくもっとたくさん!)見てみたかったこと。
まあ、ただの強欲ですなあ(笑)
神様はよく見ていて、今回は14日間中、晴れたのは前半7日間。雨6日間。そして最終日は曇りのち時々晴れのち雨という感じ。気温も関東より寒くて26度マックスぐらい。
昨年の9日間は全日晴れ、そして高温。ヒルもハブも皆無。
今年は後半に7.8匹のヒルくっつく。

さて、
紅い奴の3年目のそれなりの考察。
まず御神木の推移。
昨年までは行けば必ず採れる100%の確立。
今年は4回行って2回それぞれ1♂採れた。50%。
御神木エリアでは昨年までの実績のある立ち枯れ2本が倒壊していて当然ヌル。また昨年2♀採れた「♀の木」は今年はヌル。
新たに出現した新しい倒木で1♂。
かなり古いけど樹高5mほどの立ち枯れで1♂。
このエリアでの総合成績は4日通って3日採集なので75%の確立。

いっぽう別の有名な山にある有名な立ち枯れに今年は6回登山。
全体的にはそのうち3日採集。
他の目的もあったので雨の日も3日登っているので、それは採れなくて当然かもしれない。
晴れの日3日のうち有名な立ち枯れで採れたのは2日間。実質的な確立は66%。
他には昨年まで自分的には採れなかった木で2♂。

こうして数字だけ追うと、やはり3年間の追跡調査ではまだ結果が出せるような裏付けがないように思える。
3年目の節目で偶然見つけた御神木の成り行きをひとりそっと観察して区切りをつけたかったけど、また来年来ないといけないような結果に終わってしまって非常に困っている(笑)

紅い奴は有名な虫なので多くの愛好者が興味を持っているだろう。不特定多数の採集者が入ると、ささやかな疑問や探求心を満たすような状態ではなくなる可能性が高いので大変申し訳ないけど、まだ他人に教えることないだろう。
有名な山で出会ったふたりのプロはもうあの立ち枯れはオシマイだね、とおっしゃっていたが本当にそうなのかな?
理由が聞けなかったのでなんとも言えないけど、プロだからそう易々とは教えてくれないだろう。
自分は一介のミーハーな虫が大好きなアマチュアだけど、この紅い奴の生態ははっきりいってまだまだ分からないことばかりだ。
今回でよりいっそう謎は増している。

その昔、発生木を見つけ出して根っこまで掘り返して100以上の成虫幼虫を採集した記事があって興奮して読んだ記憶がある。今回ももちろん発生木は発見したいと探していた。万が一発見できたら壊さないで毎年観察したいと思っている。叩き壊したらもうそれでオシマイ。
山を造成してゴルフしている人達とやってることは全く同じになってしまう。

汗だくになって、ヒルに咬まれながら蚊やアブとかに喰われながらヤブをかき分けていくのは本当にシンドイ。
でもその先に「いるんじゃないか?」「御神木があるんじゃないか?」とワクワクしながら汗をかくのは本当に楽しい。
特に西表島は山は低くても非常に複雑な地形と森の深さは本州には見たことのない厳しさだと思う。
屋久島も相当深くて険しいけどちょっと質が違う気もする。

まとまりなくなったけど、たぶん来年も行かないとイカン気持ちが大きい。
もっと他の島も攻めたいけど、なかなか休みが取れないからなー。
まあ忙がしいのは本当にありがたいことなんで、仕事あっての昆虫採集という道楽もできるというもんでしょう!

明日からまた頑張りますので、皆の衆、よろしくお願いいたします!