2013年5月31日金曜日

D班長卒業、そして追い込み

「グッボル」さんの工事に入って早2週間。
滋賀県彦根市に新しく7月上旬にオープン予定の滋賀県では2軒目となるボルダリングジムです。
昨夜はやはりすぐ近所にオープンしたおしゃれな居酒屋さんでオーナー夫妻の招待で楽しいお酒をたくさん頂きました!
料理も美味しくて、大変御馳走さまでした!

工事は佳境も佳境。
かなり追い込まれていますが、そういうときほど怪我をしないよう、イージーミスをしないように集中力の持久力が試され、鍛えられます(笑)

そんななか、D 班長が町田の現場の仕上げの施工のため関東にお帰りなさいました!
今回もお疲れさまでした。
あちらでも頑張ってくださいね。
とはいえ、またすぐに一緒になりやすがね(笑)

引き続き、Y 原旦那、日吉丸とともにラストスパート、頑張っていきやしょう!
オーっ

2013年5月28日火曜日

駒ヶ根森と水のアウトドアゾーン

今年も毎年一度のメンテナンスとホールド総取り換えセットが無事に終了することができました!
D班長、YK 姉、お疲れさまでした。

毎年思うことは、自分には新緑のこの季節が一番好きなので、山の緑に囲まれたこの現場は本当に作業していて気持ちが良いことです。
空気が美味しいし、静かな環境でぶら下がっていると、しみじみ、良い。

もっともっと利用されてほしい施設だし、穴場すぎてあまり知られていないのが少し残念です。
それでも今年もきっちりかっちりとルートセットさせて頂きました。
どれも面白いルートだと、自画自賛ではありますが、皆様に登ってほしいものです。
トップロープも懸けやすいので、お近くの方にはどんどん利用してほしいです!
よろしくお願いいたします!!

2013年5月27日月曜日

最近、夜明けが早い!
今朝は5時過ぎに起きてもうすでにかなり昼間。
そしてすぐに長野県駒ヶ根市の毎年の定期メンテナンスのために出発。
公共のルート壁の基本的なメンテナンスと、ホールドの総取り換えのために1日ぶら下がり作業。
最近、というか年々肥えてきたおかげで?ハーネスの痛みが減ってきているような気がする(笑)

肉体労働者は、やはり食わないとなにもできないので、昼食も夕食も、少しは身体に良さそうな、オーガニック祭り!

どちらも美味しかった〜

明日も頑張っていこー!
オーっ

2013年5月26日日曜日

休日ってなんだ?

彦根場所も丸々1週間経過。
順調といえば皆の衆怪我もないから順調!
しかし、ちょっとした見積もり違いで、自分の頭に描いたスケジュールからは大きく遅れをとってます、特に自分の作業が!
ということで、とりあえず今日は半日だけ働くことにしました(笑)

800-1940

急ぐとろくなことはないので、いつも通り、いつも通りに確実に、ミスがないようにひとつひとつのパーツを組んでいきました。
それでも細かいところは、やはり焦りが出てしまうんですよねえ。
パーフェクトフォロワーのヨッシー工房にお世話になりますかな。

毎週日曜日は世界中で休日だけど、そうじゃない人も多いだろうな。クリスチャンは休みだしサラリーマンも休みだし、やっぱり圧倒的にみんなは休みなのかな?
たしかにスーパー銭湯もホームセンターも激混みだったなあ。

先週は久しぶりな休暇だったので、当分は休み貯金がある(笑)

休むも働くも自分次第、やっぱり自営業向きだわなあ、自分!
さあてあしたからはちょいと空気の薄いところで腰痛作業が待っとるぞい!

雨、降るなよー

2013年5月24日金曜日

アフター5

今夜は花金。
緩い傾斜の壁が形になったのでさっそくいつもの「熱血!横にいごく奴」を設定。
今回はこれを想定して早めにすこしだけ送ってもらったホールド+D 班長持ち込み自前のコレ用ホールドパッケージ!で作りました。三人で手分けしてホールド、スタンスをつけたのであっという間になかなかいいのが出来ました。
片道往復のオンサイトは誰も出来ず。
リバースする2往復は不肖E 山が2撃できました!
かなりパンプしたわー!
ここ3週間、まったく登っていなかった割りにはよく身体が動きますねー。
やはり、山歩きは身体にも心にも、良いのですかねー?

青いホールドにいる紅いの、はフェリエベニボシカミキリです。
奄美大島にいる奴なので、遠いですがそのうち必ず採りに行きたいですねー

ちなみにこないだの本物は、ベニボシカミキリ。
まあ親戚というところかな?
ルリボシカミキリも親戚だそうです。

ことしのシーズンはまだこれからですが、ちょうど仕事で行けませんなあ。残念。

2013年5月23日木曜日

Tもの組卒業!

短い期間でしたが本日で四人が卒業。搬入作業や断熱工事、ご苦労様でした!
工事を月着陸に例えると、離陸して第一段ロケット切り離し、という感じですかね?
皆さんの推進力を借りて、さらに加速していきますよー!

お疲れさまでした〜

2013年5月22日水曜日

真夏日

今日も暑かったよ。
天井断熱工事はとても暑かったよ。
下でのパネル穴開け、爪付ナット打ちでも汗ボタボタ落ちたよ。

だから夜はさっそくビール祭りだよ〓

たくさん働いた人も、あんまり効率よくなかった人も、みんな頑張ったよ。
最初の乾杯は最高に美味しいよ。
二回目の乾杯も美味しいよ!

みんな、
明日からも頑張るんだ、頑張るんだ。

2013年5月21日火曜日

芹谷ビョーブ岩場に

毎日毎日、本州は晴れ!
本日は29度と暑かったのにも関わらず、カラッとした空気で快適。
先月、撮影で来た日本100岩場の芹谷屏風岩は現場からなんと9キロ未満!

で、みんなと協議の上、休憩時間を休まずぶっ通しで働くことで4時に本日の作業終了。即効で岩場へ。
ところが!
アプローチの入口が工事で斜面まるごと削り取られて絶壁に。。。
いやはやどーすればいいのか?
そしたら現場のハシゴがあったので借用して、まるでアイスフォール帯突破のようにハシゴアプローチ。

途中で年配パーティがゾロゾロ下山してきて、失礼ながらとてもあの道は無理だろうからどうやって上がったのか聞いたら、従来より下流側に新しい道が作ってあると。ありがとうございます。

今回は窓拭き仲間を含めて7人なので、右はじの易しいのから真ん中のイレブンをみんなで登る。日没まで2時間ぐらいしかないのでテキパキとトップロープかけたりビレイする。
最後はムササビ小僧11c を25年ぶり?オンサイト!
出だしだけかと思ったら上も悪かったあ。とにかく右のルートが近いので、ムササビのボルトラインより右に絶対出ないように登ったから特に難しかったのかな?限定あると、あきらかな限定なら理解できるけど、ボルトルートの限定は往々にして理解不能な理不尽なムーブが多いのが当たり前なので、読解するのが核心。
こんなこと、現代ではジムでやればいいことなので、まあ古きよき時代の産物ですねえ。こういうのって、若者にはなんの楽しみも感じないだろうし地味過ぎて興味なくなんだろーねー。

うちらを含めてルート岩場はジジババばっかりになっていくんだろうな。

ともあれ、短い時間ながらも充実したひとときでした。
石灰岩、2年ぶりぐらいかな?やっぱり面白いねえ。
あと、ルートのジワジワ感、前腕も全身も芯に効いてくる感触が、嬉しいじゃあーりませんか!

また行きたいな!

2013年5月20日月曜日

現場生活

滋賀県彦根市での新規オープンのボルダリングジム工事が始まりました!
関東からは微妙に遠くて、朝出には厳しいので昨夜未明に到着。
他、六名のいつもの面々も同じような感じで彦にゃんの地へ到着しました。

暑からず寒からず、本当に良い季節のなか、またがらんどうの倉庫に命を吹き込む作業の開始です!

みんな寝不足なのでまずは今夜は早寝ですな。
明日は、
ふふふの作戦実行してみますかな。

お楽しみ
おやすみ
なのだ(笑)

サブマット

焼津ジャムさんで頼まれていたサブマットが完成したので納入しに行きました。
日曜日ということもあり、大勢のお客さんにも手伝ってもらって長さ12mを「せーの」であらかじめ壁に食い込む形で設置してある元のマットとの隙間に押し込みました。
かなり元のマットの弾力があって予想以上にへこまず差し込むのは大変でしたが、なんとかそれだけの挟まれ力?で固定できてしまいました。
手伝って頂いたお客さん達には重ねてお礼申し上げます!

このサブマットのアイデアは、特に利用頻度の高い、傾斜の易しい壁ほど着地点が同じで、そこだけウレタンやカバーがどうしても傷みます。
現在のボルダリングジムの安全マットは継ぎ目がないことが主流ですので、昔のような隙間でネンザなどの事故はほとんどなくなりましたが、ピンポイントで傷むのでオーナーさんとしては頭の痛い問題でした。
いろいろ皆さん試行錯誤していますが、保護と劣化防止の観点から「適度な」弾力と腰のある薄いサブマットを敷くことに行き着きました。
マットの固さやヘタレ具合によってケースバイケースでありますが、対応させて頂いております。

マットはやはりホールドについで大変重要で高価なものですから、なるべく長持ちさせたいものです

まだまだ試行錯誤していますが、より多くの人に感心を持って頂けると幸いです。

なにしろ、自分はヒザも腰もガタガタなもので、ジムで登るときはせめて落ちたときのリスクは限りなくゼロにしたいものですから。
残された限られた軟骨は、せいぜいなものですが、岩場に取っておきたいものですから(笑)

2013年5月18日土曜日

ドリームランド

5日目最終日。予報は曇りだけど朝から晴れている!
しかも気温もぐんぐんあがっている。
梅雨の中休み、こういう日は必ずイイ!
宿の裏山は港からも近いので帰りの船の時間までたっぷり1日使える。
で、駐車場につくとおととい浦内川で御一緒した手練れの先輩のレンタカー一台。
うーむ。
こんな天気に独り占めできたらさぞ幸せだろうなあ。
いろいろ指南していただいた恩義もあるので新天地はあっさり諦める。
で、昨日は悪天で下見に終わった東部へロングドライブ。
すると、
駐車場にはすでに昨日会ったお二人と、さらにもう一組すでに入山済み。
うーん、
後追いでは、たいして期待はできないなあ。
では、2日目に自力で開拓したポイントに行くしかあるまいな。
でも、そこは一本しか良さげな木がないんだよなあ。
まあ仕方ない。

で、レッドポイントは慣れたもの。獣道を進む進む。
すると、もうちと古いかなーという枯木に、なんと紅いのがいるではありませんか!
時間は1030。
もう今日の勝負は勝ったので、気楽な入山。
で、例のポイントにはいなかった。

このまま帰ってもいいのだが、どうもこないだ敗退したさらに奥が気になる。
きになることはやっぱり晴れるまで確かめたいので、進軍!
前回引き返した地点まで来るも、やはりこの先は険しく、あまり良い感じはしない。
そこで、
なんだかワケわからないけど、ジャブジャブと川というか渓流を遡ることにする。
理由というのは後から考えてのことだけど、やはり渓流の流れるところが一番明るくて空が開けているから、虫でも鳥でも飛びやすいんではないか?
このほとんど勘が、大当たり!

やがて行く手にはかつていにしえのころからここで主たる存在感を示していたであろう胴回り2mあまりの巨大なウラジロガシの巨木が川に向かって倒れていた。
遠目にも、「絶対いる」という感覚が走ったので、慎重に近づく。
巨木は、中身がなく、厚さわずか5センチぐらいの大きなウロと化していた。それでも存在感は圧倒的。
かつて、この森の主が最後の最後まで生き抜き、そしてとうとう力尽きた、そんな堂々とした生きざまを感じた。

そしてそこでは紅いのが2ついた。

最終日に3♂。
ハットトリック達成!

素人にしては出来すぎだ。

成果ももちろんだけど、深い森に包まれて、本当に気持ち良かった!
また来るからな、と
オリオンビールを飲み干した(笑)

2013年5月17日金曜日

天然記念物

4日目にしてやっとカンムリワシを発見!前に石垣島で見た以来。
クルマで真下に停めても動じず獲物を探している様子でした。

本日は天気は朝から曇天。
しかしあきらめずにまたまた新規開拓地へ突撃!
渡渉すること10回あまり。
それなりに良さそうな環境までたどり着きましたが、一回目の土砂降り。
カッパ着て雨宿りするも、高温多湿のためシャツパンツは汗だくでびっちょり。無駄なあがきなのでカッパはザックに着させて自分は折り畳み傘で涼しく待機。
しばらくしたら明るくなってきて雨が上がったとたんにイシガケチョウが舞い始める。ミヤマカラスアゲハの八重山亜種?も夏型ででかくて色も濃い緑。
時間は早めに入山したのでもう少し奥も入ってみる。
今回ほど長靴を毎日はかなければ歩けない現場もなかろう(笑)
まさに水とヒルの山!

1時を過ぎ一向に天候の回復は期待出来ないし、蝶も蜂も飛ばなくなったのであきらめて下山開始!
行きよりもさらに丁寧に右に左にルッキングしてゆく。
すると大阪の二人組が上がってきた。
少し話して健闘を祈る。
もう少しで駐車場というところで再び土砂降り、というよりは豪雨。関東ではゲリラ豪雨という感じかな?

傘出す間もなく再び全身ずぶ濡れ。
まあ、こういう南の島では濡れるのが前提だから濡れて困るのはティッシュペーパーぐらいか?
冷えて疲労凍死するわけでもないし気楽なものよ。不快だけど(笑)

やることないので今回まだ行ってない東部の町へ行ってみる。
そうすると見事な晴れ!
こういうことって屋久島でもあったなあ。
じゃ、まあそういうことで、畑脇の桑などの枯れ葉を探してビーティング。
いろいろ場所変えるもなぜかまったくカミキリが落ちてこない。おかしいな?多分考えること同じですでに先行者がいるのかもしれないな。
これなら宿の裏手のほうがよっぽど落ちるので、再びほぼ島の反対側に引き返す。
すると、なんと西部の町も降ってないではないですか!
ガビーン。
今日狙いをつけたエリアだけ降ってたみたいです。やれやれ、おかげで3連勝はできませんでした。当たり前か(笑)
帰り道、初めてイリオモテヤマネコが道路を横断してるのを見られた。なんだか当たり前だけどシルエットは普通のネコだった(笑)
でももう100頭ぐらいしかいないみたい。
生きてる姿をこの目で見れて、なんだか今回はついてるなあ。
さすがに写真は無理でした。残念。


今夜は唯一、天気が安定していそうなので、最後の夜だし、頑張って灯火採集だ!
スピニ飛んでこい!

2013年5月16日木曜日

ビギナーズラック

本日の朝の天気予報は高確立で雨。
宿から見える山手は低い雲が南からどこどこ流れていて暗い。
どうみても今日はダメそうなので、観光舟でおとといのいにしえからのポイントへ漫然と向かう。

一番舟には同じカミキリ屋さんがもうひとり。あいさつしていろいろ話していたらとんでもないベテランかつエキスパートクラスの人だとすぐ分かった。
多分ボルダーなら3.4段ぐらいなら1日で落とせるレベル?ルートなら間違いなく8aをいつでもオンサイトできるぐらいか!?

さっそくいろいろ教えてもらうと、いろいろ教えてもらいました(笑)

昨日はなんと8頭も採られたそうで、いやはや世の中には凄い人はいくらでもいるんだなあ、と感心。

登山道を歩きながらも、いろいろ教えてくれるけど、あまりにおんぶに抱っこは失礼なので、適当に斜面に上がって先に行ってもらうことに。

おそらくあらゆるポイントを知り尽くしているので、朝一番ならそれこそ独り占め!
自分はそこまで偉くないしコツを教えてもらった身分なので、あとは自分の力で探すのが本道でしょう。
なのでなるべく時間を空けて一本道を後から追って行くことにする。

最悪予報は大きくハズレ、むしろ晴れ間も多くて昨日よりかなり蒸し暑い!
その証拠にキノボリトカゲがやたら多いし、セマルハコガメや、サキシマヒメハブにいたっては五匹も見つけてしまった。

一通りそれらしいのを見たがなにも居らず。きっとあの人がサクサク回収していってしまったんだろうなあ。
残念だけどまだまだチャンスはある!

とある曲がり道で、木が倒れて通せんぼしている脇道の獣道に惹かれる。
そして時々動物の腐敗臭が、強烈に漂ってくる。かなり近いはず。だとすればかなりレアなフン虫系が躍りたかっているはず!
一瞬、この感覚は石垣のことを思い出すも、もう供養は済んでるので構わず突撃!
少し行くと

ありゃ!

紅いのが

くっついてるよー!

なんとなんと、

いやー

今年の運、使っちゃってるわ(笑)



その後、追加はなく、
またしてもヒルに二ヶ所喰われた!

余談
昨日は血染めのズボンを風呂場で洗濯したのですが、普通血液って乾くとなかなかシミが落ちないのですが、あっさり綺麗になりました!やっぱりヒルの血液サラサラ注射が効いてるのでしょうかねえ?

そして、例の腐敗臭の正体も、恐る恐るビクビク探索したら見つかりました。
なんと可憐なランの一種の花が、鼻が曲がるぐらいに臭かった!
なんであんなに臭くする必要があるんでしょうかね?


午後おやつの頃におじさんと再会。かなり上流域に行っていたそうだが、なんと本日はボーズ。

なんだかムシトリというのは努力とか苦労とか克己心というものにはまったく関係ない世界なんじゃないか、とこのとき思いました。

クライミングのようにがんばれば目に見えて持久力がついたり、グレードをあげられる世界からみると、ムシトリはまさに「狩り」。
運も実力のうち、という感じなのかな。

まあともあれ、♂が2つになり、嬉しさのあまり、今夜もオリオンが旨いです(笑)

2013年5月15日水曜日

拓心

昨日梅雨入りしたはずが、本日の天気予報は晴れて暑い!と。
沖縄地方とはいえ、本島とはかなり離れている八重山諸島なので、これはチャンス。
さて、本命の古くからの実績ポイントは昨日行ったところなんですが、まったくアタリを感じなかったので、なにもアテもないけど東部へ出発進行!

昔、若い頃に開拓クライマーやってたおかけで、なんの根拠もないけど「匂い」を感じとる習慣が身に付いていて、いまは岩より虫もしくは寄り付く樹木に鼻が効くようになってきた(笑)

あちらこちらにある農道とか私道?みたいな脇道を一本一本クルマもしくは徒歩で突入する。気温はグングンあがり、日差しも夏そのもの!
なかなかいい匂いがしないまま時間だけが過ぎていく。こういうときは「あーやっぱり昨日の所にしとけばよかったのかなあー、あの木は今頃紅いのがベタベタ張り付いてんじゃないの?などなど邪心ばかりがサラウンドしてしまう。

聞くところによると紅いのは正午ぐらいにしか飛んでこないらしい。
11時を過ぎて焦る。

どこをどうしたものかジャングルのなかを歩いていくと獣道が。
およそ予備知識にあるような台風でひっくり返ったスダジイとかの大木は皆無。
時刻は13時。湿度100%の熱帯雨林を堪能できただけで、まあ良かったなあ、と自分を納得させて引き返す。
すぐさっき見た唯一の割りとましな立ち枯れを、通りすがりながらなにげに振り返ると。


あっ


@@






あっ、

紅いの!

ホンモノ?

イターッ


震える右手でカメラ持ち左手でネット構える。
少しづつ近づいていくけど案外逃げそうにない。
携帯でも撮るが、見事に手振れまくり(笑)


なんだか夢なんじゃないか?とも思える。
だってこの森に入ってからはまったくカミキリどころか甲虫もほとんど見かけてなかったのに。しかもこんなうっそうとしたところに飛んで来たんだろうけど、摩訶不思議。
おい、紅いの、いつもどこいるの?

いろんな思いが交錯しながらも、左手で捕獲!
独特の匂いがして、これが噂のあの匂いか!しかも毒性でかぶれるのか、まあ良い(笑)

キーキーとカミキリらしい鳴き声。
アンテナのボンボリがなんとも良いではないか。
腹側は真っ黒で、腹黒い奴。
意外と黒いところがテカテカしていてカッコいい。

時刻は1320。ちと遅いのか?
それから夢うつつで一時間粘るも追加はなし。

まあ良かったなあ、と引き揚げ。
汗だくになってクルマに戻り、なが靴を脱ぐと、ウギャー!
血染めの証しに人差し指の先程にパンパンに我血を吸ったヒルがコロンと落ちてきた。
踏み潰さずに焼けて乾いた地面に落ちたのでそのままにして自然保護!?
まあ成果があったので仏心もあるもんよ(笑)

自分でポイント探して、幸運にも紅いのが採れて、本当に今日は良い日になりました!

拓心って素晴らしい。

新月のK山理事長、拓心の教えを授けていただき、ありがとうございました!

あー、オリオンが旨いです(笑)

2013年5月14日火曜日

梅雨入り

本日、八重山諸島の梅雨入り宣言。
そして足場建夫の西表島入島!
かれこれ5年ぶりかな?
前回は本当に下見の下見で3日もいなかったけど、今回はドーンと5日間一本勝負(笑)

で、朝イチの舟で石垣から渡ってすぐに浦内川上流域へ。

前回とほぼ同じ時期なんだけど、チョウが少ない。
ミカドアゲハが無数に乱舞していた川岸はなんともパラパラっとイシガケチョウとかミヤマカラスアゲハが飛ぶ程度。

今回はズバリ五段の紅い奴、狙い。
船頭の親父によるとおととい岐阜大垣市の人がふたつゲットしているそう!

期待を胸に、一番で渡し船を降りると共に、実績あるあるポイント周辺に向けてかなり足早に歩く。
先週のミズガキ合宿のおかげで全然息は切れないし(まあ標高ゼロに近い)、荷物もないに等しいのでまったく疲れない!

足早ながらもポイントになるような物件探しはテキパキと、横路それて探しまくり。
でもなかなかこれだ!というポイントは見つからない。
そこで、
少し見方を変えてみる。
おとといの人も、先週入った人も採れていることは確認ずみ。
ということは!

登山道からそれて、踏み込んだ形跡があるはずだ!

そしたら案外簡単に2つの怪しい物件を発見。

昼前後に五段は降臨するらしいので、一番良さそうな物件で待つことにする。

10分過ぎ、20分過ぎ、土砂降り。。。
カッパ着て、ヒルをむしりとりながら雨やむのを待つ。
10分過ぎ、20分過ぎ、止む。
そして太陽!

次にまたパラパラ、ザーッ。。。

帰りの最終の舟まで頑張るも、N U L L.


触覚ながいカミキリ、なにも見れず。
うーん、酷すぎる。

あまりに不甲斐ないので、宿の裏山を探索。
林道沿いに良さげな枯れ葉、枯れ枝あったのでビーティングしたら、ポトポトと八重山特産のサビカミキリ系が落ちる落ちる。
うわっ、なんだ里近くの方が普通種採れるじゃん!
フトカミキリもひとつ落ちて、なんとか初日は満足。

新月近いのでライトも持ってきてるけど、良いポイント見つからなかったので、明日は昼も夜も良いポイント見つけてダブルヘッダー敢行だな。

というとで、早々と寝ますか(笑)

しかし、やっぱり、来て良かったなあ!

2013年5月13日月曜日

むしとむし週間開始!

なんの前ふりもなく突然ですが今週は完全に仕事はオフ!

実は1月ぐらいにはしっかり予定に組み込まれたことなんですが、日本人の気質としては遊ぶことに対して罪悪感というか犯罪意識?が働いてしまうので、極秘利にコトを進めておりました(笑)

ひととおり、
仕事に関することは夜も寝ないで本日の午前中までにすべて片付けて、いざ羽田空港へ。

条件付きフライトにビクビクしながらもなんとか梅雨入りした新石垣空港にタッチダウン!

直前には四年前にP 太郎と毎晩のようにライトトラップした野底岳や何度も登山したオモト岳が窓の向こうに見えて、なんだかワクワクしてきたー!

今回は一度だけ行ったことのある西表島へ五段の虫を狙いに行ってきます。

ソロなのでドキドキワクワクは高いですが、数少ない休暇なのでしっかり成果は出したいものですなあ。

ともあれ、
まずはオリオンでひとり乾杯じゃ(笑)

2013年5月12日日曜日

なんばH I PS カップ

二年ぶりに第3回大会の撮影へ行ってきました!
天気予報はずっと悪かったけど、本日は快晴ナリ。
風もなく暑くて選手には少し厳しいコンディション。
それでもワールドカップランカーばかりの招待選手たちは次々と素晴らしい登りを見せてくれました。
そんな中でも、日本人選手が大活躍!

女子はアイカちゃんが唯一人完登で優勝。
男子は昨年のディフェンディングチャンピオンのサチが最高到達点で優勝。
なんと男女共にホームの選手が優勝出来ました!

おめでとう!

たくさんのスタッフ、関係者の皆さんもお疲れ様でした!

オリンピック熱も増しているようで、なんだかいろいろと熱い1日でありました。

2013年5月10日金曜日

合宿終了!

5日間のミズガキ撮影合宿は本日無事に終了!
ほんとは日曜日までの日程でしたがさすがに明日は雨なので解散と相成りました。
それにしても毎日快晴でびっくりするぐらいの好天に恵まれました。
日頃の行いのよい?皆さん、お疲れ様でした!
毎日毎日標高差400〜500mぐらいの急斜面を登り降りして、もう足腰はガクガクですが、最近の体力不足を実感できて良かったなあー。
それにしてもコーディネートしたNN 氏の体力はハンパないです。開拓ペースとスケールにも度肝を抜かれました。
そして事前の下準備と段取りが非常に良かったのですべてが順調に進みました。おまけに食べきれない夕飯も作って頂きご馳走さまでした!

また次回も楽しみですなあ。
もう少し体力付けて、頑張りますので、よろしくお願いいたします!

2013年5月8日水曜日

ミズガキ合宿

今週は、半年前からN N さんから身柄確保されて、奥秩父のさらに奥の奥の山中にてキャノン持ってあっちにブラブラ、こっちにブラブラしております。
ちょっと寒いけど、この時期にしては強い寒気が入っているおかげでどっぴーかん! 空気は遠く世界遺産になろうとしている富士山までクッキリスッキリ。
八ヶ岳、南アルプスはもちろんのこと、中央アルプス、木曽御岳、北アルプスまできれいに見渡せる。
こんな現場は、なかなかありませんよのお(笑)
毎日の登山ははっきりいってバテバテですが、なまくらヒラメ筋肉にハッパかけて明日も明後日も良い写真撮りますぜ!

ところで3枚のなかにモギランジェがクラック登ってまーす!どこでしょう?

2013年5月5日日曜日

1/10

子供の日の本日は、素晴らしい晴天に恵まれました。
本日も中部日本のアルプスの山々に囲まれた地へ。

今回の目的はツジウスと呼ばれているコバネカミキリ。
五段。
かなり有名な虫とポイントなのでグレードダウンしてきて実質初二段ぐらい。
シークエンスがすべてのルートでおまけにノーハンドレストまで発見されつつある虫なので仕方ないか。
でも良い虫になんら変わりはない。

今日も昨日と同じカエデの木で朝9時からどっかと腰を据える。

気温が上がってくる10時過ぎまでなーんもあらゆる虫も動き出さないので、やることないので裏山の斜面へ。
P 太郎が最近はまっているプテロ探しで石とか倒木をひっくり返し作戦。
すると、アリの巣が。
これもP 太郎から借りてまだ読みきってないけど、アリの巣をめぐる冒険というノーベル科学賞級?の本に出てくる好蟻性(こうぎせい)昆虫をじいっと見つめて探す。
おっ!いた!
あっけなくハネカクシの仲間を発見。
でもすぐ逃げられた。
その逃げられた場所は巣穴のすぐ脇にあって、付近は喰われたアリの残骸が。
そういう目で見ないと一生気かつかなかった世界を見つけて、少しばかりブルッとジワーンと感動した。

で、本題。
気温は順調にあがり、11時ごろ18度を越えると同時に急激にたくさんの、そして、様々な昆虫がブンブンと小さな花弁に集まりだした。
それから2時半まで、飯食う暇もなく、ただひたすらに網を振り続ける!

全体的にカミキリは少なかったけど、なんとか本命の♀をふたつ採ることができた。
しかーし!
本当は♂が欲しかっただよー。
♀が10採って♂がひとつ採れるかどうかというらしい。
昨年、7♀採れて、今年が2♀。
うーん、次なのか!?
今年はもう来ることはできないので、また来年じゃ!
でも、良かった点も。
それは飛んでいる姿で確認して空中捕獲出来たこと。
乱視の自分には苦手な捕り方だけど、ツジウスだ!と発見してネットインできたことが自信になったな(笑)

今日は感動と自信を山の神様に恵んでいただきました。
ありがとうございました!

あしたからは本業だ!
オーっ

2013年5月4日土曜日

戸台同盟

中部日本の石灰岩エリアにあるルート名。
尊敬するもののけM 山氏らのマルチピッチルートで、その当時(約20年前)日本では唯一の12ルートだった。
あれから月日が経ち、自分の情熱は日本世界のルート、課題のリピートから少年時代のワクワクドキドキへと戻ってきている。

トダイに通いはじめて4年目。
ここでしか採集できない5段(推定)のカミキリは未だに♂が未採集。

クライミングは365日努力を死ぬまで続けないと、得られるものはひとつもない。
1日でもサボるともう二度と到達できるはずのステップまで登り詰めることはできない。

そういう世界に耐えられずに自分に負けた五年前、頭を剃った。


得られるものは、ひとつもなくなったし、去っていくものばかりだった。


いまは一人ぼっちで野山に行くことで、なんとかバランスを取っているみたい。

もののけの住む山に居るだけで、落ち着く。


そうするとどうしたことか?

年々、物事の見方が、変わってきた。
というか、いろんな角度から物事、事象を見ることができるようになってきた、気がする。

登れるか登れないか、
良いかダメか、
成功かヘタレか、
勝者か下衆か。


そんなことは、もうどうでもいいや。


もののけの住む森には

みんな、有りのままにしか生きてない。

有りのまま、
で、いいじゃないか。


山は、
いいなあ。




5月の強い日射しで赤らんだ顔が、少しヒリヒリしながら温泉でさっぱりしたら、
駐車場で聞きなれた声が!

なんと!
B- spot のオーナー夫妻ではありませんか!

この近くには有名なパワースポットがあって、その昔、P 太郎と行ったときは、そのうちカメハメ波が撃てるような気がするぐらいの「気」を感じた場所。
ここで会ったのも、
同じハイエースが尻同士の駐車も、
偶然も必然かも、ね。

お互い、明日も良い休日を!

2013年5月2日木曜日

ノーズ3 卒業

町田市すずかけ台での工事も、ボルダーエリアが完成しました。
来週からの予定のリードエリアも前倒しでかなり進展しました。
自分は昨日の午後からハリボテを作り続けて14個!出来ました!
あー、久しぶりにプチグッキリしてしまい腰痛い。
ハリボテ作りはけっこう腰にくるんですわ。なぜだか分かれば予防できるんだけどなあ。

連休後半から丸々1週間、本業?のキャノン現場始まるので、なんとか腰痛鎮静化作戦実行だ!

YF クラブの皆様、D 班長、お世話になりました!