2013年10月30日水曜日

できた!

横浜ではスティックインボード、ここ名古屋ではペグボード。
まあどちらも良い名前ですが、海外ではペグらしいです。
自分的にはペグといわれるとどうしてもテントを固定するためのアノひ弱いくぎお化けとしか発想がいかないのでしっくりきませんなあ。
バチ板、つーのはいかがなものでしょうか? どうしても太鼓たたきたくなるんですがね(笑)

ともあれなんとか3日で完成できました(仕込みで数日かかってますが)

明日からはハイボールの追加セットをさせて頂きます!
よろしゅーう。

2013年10月29日火曜日

完全現場

いつものどおり8時〜5時作業をこなしたあとは、そのまままるでお客さんのように1階に降りて行ってストレッチと雑談。
そして、日本を代表する名だたる面々の課題を登らせていただく。
なんという贅沢な現場ではないですか!
やたら高みを目指す課題はそれはそれで緊張感もあって楽しいけど、やっぱり作業仕事あとはなんとなく往復トラバースとか、さらにリバースとか、そういう動きが懐かしくなりますわ(笑)

2013年10月28日月曜日

プレイマウンテン名古屋

今週は名古屋暮らし。
日本でも屈指のクライミングジム激戦区であることはだれも疑うようもない事実。
商売なので、やはりウリはなにか?ということが競争原理の原点なので、いろんなところで発展、進化していくことは必然。

そして今週の現場は、自分的にはおそらく日本で一番美しい壁のあるジム、といったところでしょうか。

アメリカの業者が造ったというメインウォールは、壁というよりは、「家具」に近い!

同業者として言えることは、ここまでの完成度は、壁建屋というよりはアーティスト!のジャンルに入るのではないでしょうかねえ。

ともあれ、関係者で興味のある人は絶対一見の価値はあると思いますなあ。

いろいろな面で、勉強になります。

世の中、広いわー

あっ、
ということで自分はというと、
こじんまりとペグボード作ってまーす(笑)

2013年10月27日日曜日

どこでもホテルハイエース

台風被害が続きましたが、やっと落ち着いたのか?な。
そしたら急に秋めいてきて、体調不良。
しかし、負けてられないので気合いダーッ!

ちょこちょこあちこちあちこち小回りばかりの最近でしたが、久々の遠征!
車中泊には、ホントにいい季節になりましたなあ。

今週も、働くぞー!

2013年10月25日金曜日

秋は

季節外れの連続台風襲来の間隙をぬって、あちこちで現場作業の日々。

ぶら下がり現場では、いままさに短い命を生き抜いたマリアこと(キイロ)スズメバチが空から降って来ました。
昆虫でも野生の動物でも、なかなかその生涯をまっとうに終える瞬間というのは出会えないものですが、本当にフワリとボトリの中間ぐらいの落方でその瞬間を見れました。

一足先に、おそらくこの建物の水銀灯に夜間飛んできて力尽きたカブチン♀のそばに置いて、合掌、撮影。

また来年、彼らの子孫に会いたいものです。

2013年10月20日日曜日

どうにかどうにか

三宅島の坪田体育館に人工壁を造ってから2年。
ついに最初のボルダリング大会が開催されました!
主宰は三宅島大学という文化発信事業のいろいろを行っている団体で、ほかにもたくさん面白いことを企画運営しています。
今回は記念すべき第一回大会ということもあり、おもに三宅島フリークライミングクラブなどで活動している地元の島民のみなさんだけの募集で開催されました。
初級、中級、上級クラスに分かれて、小学生からベテランまで約50名弱が集まってくれました。
これまでメンテナンスやセットでは度々来ているのですが、そういうときは体育館が閉鎖になるので、実はクライミング会員数400名近く(島民2000人で!)という皆さんの登りにはほとんどご一緒する機会がなくて、実力がまったくわからないなかでのセットでした。

予選はすべての選手が一緒にワイワイ登るセッション形式。
予選8本を全部登る選手が出なくて、オンサイト形式の決勝は当初予定していたルートを修正。
制限時間のなかでみなさんひとりひとりが一生懸命トライしてくれていたことがとても印象的でした。

大会あとはセッターとともにセッションタイム!
既成課題の攻略法とか、基本的な身体の動かし方など、ちょっとした講習会になり、そういう機会もほとんどなかった皆さんは、まるで水を吸うスポンジみたいな反応があってうれしかったです。

大会後は、大学構内?でご苦労様会!
楽しい楽しい夜を過ごせました。いろいろご馳走さまでした!

しかーし、翌日。
美味しい新潟のお水を飲み過ぎた自分はまったくの死に体。
いろんなお世話になったみなさんには失礼をいたしました。。。

おまけに帰りの船は欠航ギリギリの高波の中に出航。
うーん、東京湾までは、皆さんの想像にお任せいたします(笑)

一緒にセットしてくれたYK姉、Hgenちゃん、ご苦労様でした!

みなさん、ありがとうございました!

2013年10月18日金曜日

どうしてどうして

条件付き出航ながら、なんとか無事に三宅島に着岸出来ました!
実は東京湾出てからはかなりのうねりで船はけっこう揺れていて、2月の到着寸前引き返し事件のときぐらいの揺れだったので内心もうダメかあとあきらめフテ寝をしておりました。
ちなみに究極の最悪コースは八丈島まで行き、折り返しでも着岸できずに夜に竹芝に戻り、再びそのまままた向かうという無限航海地獄!?
たまにあるというのでたぶんこの先いつかは喰らうだろうと覚悟はできている、けどやっぱりそれはキツイよなー!

いつもの至福の二度寝をSナッパーさんでしてから出勤。
昨日1日時間があったので、いろいろ考えて今日1日、3つのカテゴリーの予選と決勝を、3人でセットするためにいままで培ってきた技をいろいろ駆使して段取りしてきたことを実行。

午前中、ひたすら実行。

お昼はいつものHートさんで実行。

お昼休みはTぼたの港の台風被害を目の当たりに実行。

午後はひたすらに実行。
夕方も実行。

実行。
実行。
ただただ、
実行。

そして、
7時前に実行、終了!

YK姉、genちゃん、お疲れさまでした!

さてさて明日は島で初めてのコンペ、どーなることやら皆さんの躍動と奮闘が楽しみです!

2013年10月17日木曜日

なんとかなんとか

台風26号の影響で、三宅島への渡航も遅れたりしていろいろ大変だったこの数日。
やっとのことで出発できることになったのですが、今回の重要なセッターでもあるHgenちゃんがまさかの大遅刻!
切迫したやりとりのなかで「あーもう間に合わないなー」と覚悟を決めて明日の段取りを再構築始めた出航2分前。
ドラマのラストシーンのように彼が改札口に走り込んできてギリギリセーフ!
いやはや今回も波乱に満ちた旅立ちですなあ(笑)
明日は1日、フルにがんばりますよー!
(深夜の東京湾より)

2013年10月16日水曜日

ランナウト

久しぶりに行ってきました、西国分寺。
毎回毎回、店長のy岳からセット依頼のメールがくるたびにすでに各地での先約があってなかなか期待に応えられなくて申し訳なく思ってました。
かつては自転車で登りに行ける距離に住んでいて良く登ったジムでしたが、11年経っても変わらずコンパクトにまとまっていて内装も綺麗になっていました。
本日はリードのメインウォールのドル箱フェースのセット。
そして自分はセンターを任されました!
ガバカチポケットビスドメハリボテ、すべてのホールドを全付けだ!
左右ではA君、H君、S君、そして店長が並んでぶら下がり作業。みんな手慣れている! 今現在ルートセットできるスタッフは貴重だ。ボルダーのセットは登る能力だけが必要だけど、ルートの場合はロープワークと基本的な工作能力が必要なので、とにかく経験を積むしかその道を極めることはできない。
まあどこの世界でも同じことだろうけど、ルートはリード壁がないと話にならないので、そういう施設の少ない日本のジムの現状ではなかなか人手不足な人材である。
床に高く積まれたホールドの山がみるみる間に壁の中に持ち上げられていく!
自分はオートビレイでテープでセットしたルート7本もすべて試登。

お昼も夕飯もご馳走になりました!

やはりルートは楽しい。
パンプが気持ちいいわ(笑)

2013年10月14日月曜日

1週間

この1週間。

マルチピッチに例えると、

月曜日 大きな壁から降りてきてキャンプ4で夜通しビール飲んでるような1日。

火曜日 いよいよ次のルートはいきなりボルダームーヴの連続で充実のピッチ。

水曜日 とにかく長くてロープスケールで300キロ! 途中に2ヵ所のテラスでビバークを考えるもそのままいったん取り付きまでロワーダウン!

木曜日 晴れているのにいろいろあって強制沈殿。ギアやトポを新たに作成。新しいラインを見つけて開拓するのは楽しいけど産む苦しみがある!

金曜日 やっとトライを開始するもすぐにあらゆるトラブル発生。集中力は、どんな場面でもどんな状況でも、すべてに先立つ重要な能力だと、あらためてこのピッチで知る。

土曜日 ひたすらヤブコギ。漕いでも漕いでもさっぱり進まない上に次から次へのトラブル続きと先の見えないピッチにネガティブになってしまう。

日曜日 今週のハイライトなピッチ。スケール、岩の質、天候、そして一緒に登ったパートナー、すべての面でパーフェクトなピッチ。こういう1日は1年の内でなかなかない。素晴らしい1日。

月曜日 最終ピッチも、結果的には充実のラストピッチに。日本の秋は美しい。

また来週は嵐のルートになりそうだが、自然が与えてくれる試練や難度は、ありのままで受け止めていくしかあるまいよ。

人生は常にオンサイト、そして永遠に続くマルチピッチ。
やがて終わりの日がくるまでの。

2013年10月8日火曜日

ヘッドロック卒業!

本日、というか先日、墨田区菊川で工事中だった「ヘッドロックさん」が無事に マット引き込みも終わりました。
続けて、
半ば勝手に(笑)ホールド取り付け開始!

いろんな世界に接待ほにゃららとかいうオトナのつき合い方がありますが。
我々のクライミング界では極めて現実世界です。
すなわち、取引先とか上司とか一切カンケーブーちゃん!
登れるか、登れないか?
面白いルートか、駄目ルートか?

D班長はいつも通りのナガモノ。
自分は、自分でギリギリリーチ、かつ数回で登れる都合よいセットを数本作って楽しませてもらいました。
みなさんには非常に悔しい思いをさせてしまい申し訳ないす(笑)

その後はおとなりさんの焼肉屋で打ち上げ!
カルビ他すべてめちゃくちゃ旨かったです。
オーナーさんチームのみなさん、
ご馳走さまでした!
そして、お世話になりました。
これから本当の意味で勝負が始まりますが、怪我。故障、病気に気をつけながら、頑張っていってください!

2013年10月6日日曜日

東京国体山岳競技

クライミング競技3日目、神奈川県の成年男子が善戦しているというので応援に行ってきました。
結果から先に言うとリード、ボルダーともに3位でした!
素晴らしい!
RんとMことの若い日本代表クラスの活躍で、神奈川県の成年男子は山岳競技がクライミングのみになってからの16年目?で初めて表彰台に立ちました。
おそらく決勝進出した各都道府県のなかでもっとも選手強化費の少ないチームの快挙でしょう!?
かれらは少年クラスから活躍してきたので、この結果は本人達には必ずしも満足できる結果ではないかもしれませんが、また来年もがんばってほしいものです。
それにしても、会場の体育館は満員のお客さん。東京で開催という地の利もありますが、観客は大会関係者のみという時代は古き良き時代になったんだなあ〜と実感した1日でありました。
選手監督役員関係者の皆様、お疲れさまでした!

いーもの見せてもらったなあ〜

2013年10月5日土曜日

レア

まるで梅雨空の関東に戻りました。
国体は、東京オリンピック招致とあいまみえ、テレビでは過去見たこともないぐらいに長時間一般ニュース、スポーツニュースで放映されている。
タイミングが良かったのもあるだろうけど、あまりにお祭り騒ぎすぎてちょっといろんな意味で過剰かな?

そんななか、地道に自主トレ。
そしてプチ仕事。
いろいろ手違いもあるけど、なんとか収まる。
人生は常にイレギュラー。
昨日という1日も、今日という1日も、明日はまた違う、問題課題山積み、いつでもどこでもひとつひとつ乗り越えていかのが面白い!と、思えないと自営業は向いてないと思います。

で、夕方。
家の冷蔵庫にはなにもオチャケがない!
オーマイガー
近所の新しいコンビニに買い物行くと、なんとまー、懐かしいオチャケが売ってるではないですか!Kさいさん!
即買い。
レジのおばちゃんに珍しいの置いてるねーと称賛半分でワケを聞くも、店主の趣味らしいとしか聞き出せず。

チビりちびりとやっていると、岩小屋のビバークやらヤクシカの丸焼きなんぞを思い出す。

七五

やはり、決着はいつかつけないと。
思い出させた酒でした。

2013年10月4日金曜日

本日の現場

昨夜の大雨で撮影現場待ち合わせ場所は濃霧の中で濡れそぼっていました。
そんななかこそ秋の蛾は飛ぶらしい。
マキタライト2つと最近実験で購入した紫外線を出すLEDをフロントガラスの外側に並べ、深夜まで映画を見ながら飛来を待つという、かなり贅沢なひととき。
最近興味の湧いてきているカトカラという美麗種が、なんと二種類も飛んできた。
こないだ行った標本即売会ではどちらも良い値がついていたので姿模様はよく覚えている。
合計10頭ほど飛んできたけどどれも羽根とかスレていなくて新鮮だったので、いまがシーズンなのかもしれない。
翌朝。
濃霧。

自分の携帯は圏外なエリアなので誰とも連絡できない不便はあるけど、実はどこでもつながるほうが不便なときもある。と、勝手に都合よく解釈(笑)

こんな天気じゃ、きっと撮影は中止なんだろーなー、と。
でもひと昔は、だれもが携帯はもちろん、なかなか電話で捕まらないような社会だったので何日も何週間前の約束は必ず守るのが当たり前だった。

そして当たり前のように親方がやってきた!
他のメンバーには昨夜に中止を伝えたけど、自分ともうひとりには連絡がつかなかったので、とりあえず登ってきたと。
申し訳ないす。
ちょっと遅れてやってきたM岡さん。

せっかく遠路きたのにこのまま帰るのはなんだから、ということでカサメリへ。
着いてみると意外と乾いている!
二本撮影終えると空も明るくなり晴れ間さえ見える。
どんどん効率よくクライマー=モデル、ビレイヤー、カメラマン、という役割をこなしていく。
明るい曇りという天気は、意外と光が回るので案外キレイな写りとなる。
あっ、もちろんモデルさんの肌がきれいだから!ですよ(笑)

結局、ふたつのエリアをはしごして、日没までフルに1日撮影出来ました!
思ってもない成果に一同ビックリ。
そしてお疲れさまでした!

しかし、
とにかく岩のたくさんあるとこだなあ。
そして、
虫も興味深いとこだなー、と改めて知りましたとさ。

2013年10月3日木曜日

非武装地帯

明日からのミズガキ撮影に備えて1日早く入山。
実はシーズン最後の虫がいまはたけなわ!
それはコブヤハズカミキリの仲間たちなんですが、彼らはなんと羽根がないので飛ばない。
ひたすら歩いて移動という地味ーな一族です。
が、その無骨なフォルムや親戚達の勢力分布範囲が興味深いカミキリなので人気は高い。
まあ、他になにも採れない時期でもあるんですがね(笑)
で、
実はミズガキのすぐ近くの横尾山というこれまた地味な山の周辺が、二種類のコブヤハズの勢力境界線があるんですわ。
いままでの先人の日本全国の勢力図調査では、二種類の境界線には数100メートルのどちらも遠慮?している通称「非武装地帯」と呼ばれる空白地帯があるそうです。
いわば「謙譲の美徳」は日本人のみならず、日本のコブヤハズも持っているみたいです(笑)
でもまあ、なかにはアウトローな、昭和の若者のように、慣習を打ち破ってどんどん外へ出ていく奴らがいるのもコブヤハズも同じみたい。
二種類の混血種類ともいうべき通称「ハイブリット」かマニアには人気です。数も少ないしピンポイントなところにしかいないので当然と言えば当然ですかね。
専門用語でいうところの「交雑個体」を求めて登山開始!
こんな平日でもほかの登山者が四人もいることにびっくり。
頂上からGoogleマップの衛星写真で広葉樹っぽいエリアに向かって藪こぎ。
しかし、便利な世の中になったものだ。
奴らがいるのは枯れ葉。とにかくなんでもかんでも枯れ葉を叩く叩く叩く!
しかーし、落ちてくるのはハサミ虫とカメムシ、そしてハネカクシ類ばかり。
二時間、ヌル。
三時間、ヌル。
四時間、腹へってシャリバテのため休憩。
スマホは谷を降りたので圏外のため、良さげなエリアはどこにあるかわからない。
こういうときは人間力、というか狩猟本能を発動!
正直なところハイブリットどころか、なにひとつコブヤハズが採れないのは疲労も倍増してしまう。

休みながら周辺をじろじろ見ていると、なんとすぐ背後にマルバダケブキの枯れ葉がたくさんあるじゃないか!
コブヤハズは乾燥に弱く、谷沿いを探すのがセオリーなんだが、背後は尾根沿いの明るく乾燥したカラマツの人工林。
さっそく枯れ葉をめくると、いきなりいたー!
そして次から次へとこれまでの苦労が嘘のように落ちてくる。
割と狭い範囲ながらも1ダースほどゲット!
ほとんどがフジコブだけど、ふたつばかり写真の左のようなグレーっぽい怪しい個体が入っていた。

さらに左右の谷を越えて探索するももうまったく採れず。
うーん、難しい。
でもまあそこそこ採れたので満足。
秋山も堪能できました。
日本はいいなあ〜

2013年10月1日火曜日

親バルジ子バルジ

菊川の壁たてもいよいよ終わりました!
あとはマット引き込みとルートセットだ!

今週は今日からバトンタッチさながらに電気関係空調関係の業者さんが参戦。明日からは内装屋さんもはいるらしいので現場は相当の人工密度でしょうなあ。
また来週、よろしくお願いいたします!