2014年6月29日日曜日

ヤンバルにて

楽しいことをやっているとあっという間に1日が終わってしまう!

昨夜は違う林道でライトオンしました。
ここはシーズンオフのとあるトクホ虫が生息しているらしいエリアみたいで、間違って?採集すると現行犯逮捕というまことにオソロシイ虫がいるそうです。
そいつは夏以降に出てくるみたいでまったく採る気もないのですが、自警団?みたいな監視パトロールが何回も人里離れた林道を巡回してくるのには驚いた、というか落ち着かなかった!
日付が変わった時間にもやって来たから相当濃いエリア?と逆に確信さえ感じてしまった(笑)
他にもスピニ狙いのカミキリ屋やクワガタ屋の(わ)ナンバーがけっこうひんぱんに往来し、そのうち立ち止まって話した人やグループだけで4台。
ここは間違いなく虫愛好家にとっての聖地のひとつだといっても過言ではないでしょう。
思い起こせばおととし。
ボルバカの工事の折の事前知識まったくゼロのオンサイト採集から早3年目。
日頃、クライミング界とそれに関わる仕事で忙しくて虫愛好界とは無縁の自分ではありますが、年々現場先でいろんな虫愛好者に出会って立ち話をしていくうちに、少しずつこちらの世界もお見知りおきできるようになってまいりました。
で、
いま思うに、
このヤンバルの素晴らしい自然環境になんの予備知識も持たないで、直感だけで飛び込んでいって、そこそこいろいろ採れて、なんとラッキーだったか!
やはり、どんな世界でもオンサイト能力というのは必要みたいで、そのどちらかというと説明不可能な直感力を、若い時分にクライミングで磨いておいて本当に良かったなあ、といまそのありがたさが分かるようになった(笑)

話がそれてしまったが、
いまからたった2ヶ月弱前に、ここで43年ぶりの新種が発見されたという!
これは直感だけど、
おそらくまだまだ人間には見つけられていない虫や生物がここにはいると思う。

それもこれも何千年も前からの原生林がいまだにあるエリアだけに残されているから。
そのエリア以外は、なんと地方交付金の確保のために、もちろん正当な政治目的のため?戦前戦後からこの数十年の間にすべて伐採されている。
すなわち原生林はそのエリアにしか残っていないらしい。

自分はマツリゴトにはノーコメントだけど、どんな手を尽くしても、将来に渡ってこの原生林は残していかなければならない。
日本人はとにかくすぐになんでもかんでも手をかけたくなる気質みたいだけど、ただそこにある、なにも手をかけない、手付かずにしておく、ということは出来そうな気がする。まあ、放置プレイ、というやつかな(笑)

あるエリアというのは、アメリカ軍の演習林。
まあ少しはいぢってはいるだろうが、日本の林業のようになんでもかんでも皆伐して単一植林はしてないようだからいまだに多種多様な生物がひっそりと暮らしているみたい。

実際、今回はなんと9羽のヤンバルクイナを目撃!そして初めて撮影も成功できました。それは後日に!
あとノグチゲラもアカショウビンもかなりひんぱんに見れている、そのエリアの横で(笑)

ところで肝心の天気が良くない。
梅雨明けしたのに昨日も今日も雷雨が昼前から鳴り響き土砂降りもいいところ。朝イチだけ梅雨晴れ天晴れ!

やることないのでドライブ(下見観察)と特産デザートが娯楽(笑)

あと1日、なにが見られるかなー!

それはそうと。
レンタカーに乗っている時間がほとんどなので、染み付いた加齢臭が返却のときに言われそう!?

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