2014年5月11日日曜日

ツジウス

1月のサルディーニャ島以来の休暇だあー!
いつのまにか季節は進み、ムシシーズン開幕!
先日の下見フライング気味やっぱり雨、以来の今年初の初竿。
日曜日で晴天となったので、20人以上のカミキリ屋が集結!
自分はいつもの習慣で8時から山に入りましたが、すでに各カエデポイントには特に良さげなカエデの前にはすでに5.6人が張り込んでいました。
目的のツジウスはともかく甲虫が飛び出すのがだいたい11時ごろ。
皆さん3.4時間も前からジーっと樹冠部を見つめ続けている。
なんという根気強さ!
自分は、たとえば人気ラーメン店などに何時間も並んぶことは5分も我慢できない性格なので、オーマイガーな状況にビックリ。
とにかく誰もいないカエデを探して上に登っていく。
登っていくと、必ず先客が!
どんどん登ってく。
そしてやっとマイポイントらしき場所を確保して、近所の話好きそうな同年代の人を見つけていろいろ立ち話。
とにかくヒマなんだが、どんどん採集者が登ってくるので落ち着かずに、話もそこそこに場所とりのために、それぞれ一定間隔で迎撃態勢を構える。

10時過ぎからだんだん気温も上がってきて、ちらほらと12級のヒナルリがふたつみっつ入るようになってきた。

そして11時。ここからだいたい午後2時ぐらいまでが勝負!
すると、どんどんライバルも増えてくる。
カエデの花は誰の物でもないので、基本的には独占するのは大人げない。
自分より大きいネット、長い竿、素早い竿さばきの人がやって来ると、やたらとネガティブな気分になってしまう。
せっかくのんびりと自分だけの世界で楽しみたいのに(みんな同じ感覚だと思うが)自由経済競争社会弱肉強食食うか喰われるか的な気持ちに追い込まれてしまう。
正午。
いよいよ甲虫も本格的に飛び出してきたけど、
先の理由によりせっかく確保していたマイポイントを離脱。
見えない縄張りを意識してまで、楽しく過ごしたい趣味の時間を我慢してまで過ごしたくない。

どんどん上に歩いていく。

上には先客がふたりいたけど、カエデは3本あったので、挨拶をして1本の木をなんとなく譲ってもらう。
さいわい、先客のふたり組はベテランと初めてのペアらしいけど、すでに複数のツジウスを確保しているとのことで心に余裕があって助かった(笑)

しかし、微風が吹き初めてからはグラフィア類の飛来がビタリと止まってしまった。

まずい。

とにかく体力はあるほうなのでがむしゃらにネットを振ってスイーピングをバカみたいに繰り返す。
無心になって、他人が見たらまるで無意味なことに集中している時間が、とても好きだ!(笑)

仕事でもないし、食べられるものを採ってる訳でもないし、誰の為になるわけではないし。

こういうのが、趣味というのかな?

たぶん、携帯も圏外で、誰の心配も忘れて、24時間常に優先順序を立てながら仕事の段取りしてる自分をキックして、
無我夢中で出来ること。

こういうのが自由、というものなのかもしれないな!

中央アルプスも、仙丈岳も、
今年もきれいな山容を見れて、
善き1日でありました!

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