2014年2月2日日曜日

ファーブルな1日

ここのところの悪天候がウソのように快晴のレスト日は、もうアレしかないでしょう!
晴れるとさすがに気温も高くなるので、一気に花が咲き乱れて春の模様になる。ここいらへんは冬の間が年間を通して一番雨量が多い地中海気候なので、寒い日々でも植物たちには幸せな季節なのかもしれない。
植物が元気ということはそれをエサにしている動物、昆虫も元気になるはず。
当初は日本と同じでほとんどの昆虫は越冬か卵、幼虫のステージだろうからほとんど観察は無理かなあ、と思っていたけどおととい道端に潰れたセンチコガネの一種を見つけてからは日本と大きく違っていると認識新たに。

ということで隣街のすぐ横に牧場があることを思いだし出掛けてみる。
目的は牛糞。

子供の頃に読んだファーブル昆虫記で有名なスカラベの観察記があるけど、いつか見てみたいと思っていた。後ろ足で糞球を転がしていくアレ。

まずはオブザベ。どんな世界でもオブザベが最初に肝心なのはたがわず。
牛糞といっても千差万別。新しいの古いの、硬いの弛いの、デカイの小さいの。
新しすぎず弛すぎず、そしてほどほどに高く盛り上がったボリューミーなヤツがベスト(笑)
見渡して探しているとありましたよ理想的なのが!
足音振動を与えないように近づき、持参のバチ鍬で地面付近から一気に丸ごとひっくり返す。

ビンゴ!

いきなりダイコクコガネの仲間の♂発見。デカイ坑道が真下に向かっていくつも開いているのですぐに掘り起こす。
かなり深くまで掘れば糞球とともに成虫も見つかるはずなんだが、地面は礫が多くてとてもじゃないけどバチ鍬では掘れないのですぐに降参。
しかし一撃でかなり良いむしに出会えたのでうれしい。
糞球観察はぜひともしたかったけど残念無念。つるはし、スコップないと無理。
その後、手当たり次第にひっくり返し作戦をするも3本角のダイコク系ばかりで、スカラベ系のは見つけられず。

生態観察は出来なかったけど、久しぶりに昆虫らしい甲虫をたくさん見つけて楽しかった!
日本だと盛夏な虫なだけに、先入観持つ前にやはり何事も理屈よりはトライするべきですなあと反省。

あとはオサムシ見たいけど、あきらめずにワイントラップを掛けておいたので明後日の最終日まで待つことにいたしますかね!

充実のレスト日はもう最後。
明日からは最終クールにはいりやす。
天気、良いままで続いて欲しいなあ。

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