2013年6月23日日曜日

献血

岐阜に来て二回目の日曜日。
職人衆はそれぞれの趣味の世界に没入してゆく。
自分もシーズン的には全開むし採り!なんだけど、今回の岐阜は明日からのブブ1号店、2号店、連続セットも控えているのでむし採りモードには気分的にまったく入れず。

お金をもらってやる仕事はどんな世界にいても、全力を尽くすのが礼儀だし、義務でもある。
いい加減な気持ち、いい加減な予習復習、準備ができないのはアマチュアだけに許されたもの。
準備ができないときは仕方ないので代わりのプロを立て替えるしかない。

今回は2号店はかなり傾斜が強いので、D 班長ルートに打ち込むことで順応はできてきたつもり。
しかし、今朝もひどい筋肉痛とカチコチボディにイタタ、ともがく寝起き。

こういうときは岩場のルートクライミングが一番身体がほぐれて、筋肉痛や身体の歪み?バランスを整えるのに効果的なのは体験的に25年前から気がついていた、というか実際そうなのだ。

あと、先々週までの彦根ではせっかく近いというのに一回しか登りに行けなかった芹谷屏風岩が、まったく味わえなかったので、気持ちの中でなにかくすぶったままでいました。

そんなとき、岩場大好きの二子クライマーの日吉丸に、声をかけたら二つ返事でOK!
やった!
リードは一人で出来ないから、パートナーは大事。
最近、本当に気軽に一緒に行ける(突然だけど、いつも不定休だから)仲間はいなくなってきたからなあ。

挫滅した身体はなかなか起きることができなかったけど、なんとか少しは登れそう。

ということで再び滋賀県へ。
といってもすぐなんだけど(笑)

さすがに梅雨まっただなかだけあって、湿度は高くべっとり汗が落ちます。しかし岩場は意外にもほとんど乾いていて問題なし!
やさしめのルートから順番に取り付いて、11cdまで合計6トライして雨降ってきたので終了!
いやあー、やはり岩登りは楽しいな(笑)
湿気ってようが汗がじっとりしようが、多少なら我慢できるし、チョークが効くうちなら大丈夫。

日曜日だというのに他にだれもいなくて貸し切り。
この地域のクライマーはたぶんジムで登っているんでしょうが、これもたぶんですが、ジムが日本中にできるにつれ同じような感じなんだろうなあ。
一部のボルダーエリアは人で溢れかえっているようですが、ルートエリアは空いているみたい。
ちょっと寂しいですなあ。

快適で恵まれた環境で、昼夜関係なく限界の能力を伸ばせるジムは、いまや疑問に思うひともほとんどいないと思いますが、自分のような昭和人間には心の片隅にはせっかくの休日に岩を触らないなんて、という感覚がまだかろうじて残っています。

まあ、個人的な思いなんてこういうブログで書くだけで充分。

身体もほぐれて、筋肉痛もほとんどなくなり、おまけに楽しめて、
いやあー、今日は良い休日になりました。
日吉丸、ありがとね!

そして、
俺の血潮を腹一杯に飲んだくれた名も無き蛭よ、
しっかり子孫を残せよ(笑)

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