2013年5月15日水曜日

拓心

昨日梅雨入りしたはずが、本日の天気予報は晴れて暑い!と。
沖縄地方とはいえ、本島とはかなり離れている八重山諸島なので、これはチャンス。
さて、本命の古くからの実績ポイントは昨日行ったところなんですが、まったくアタリを感じなかったので、なにもアテもないけど東部へ出発進行!

昔、若い頃に開拓クライマーやってたおかけで、なんの根拠もないけど「匂い」を感じとる習慣が身に付いていて、いまは岩より虫もしくは寄り付く樹木に鼻が効くようになってきた(笑)

あちらこちらにある農道とか私道?みたいな脇道を一本一本クルマもしくは徒歩で突入する。気温はグングンあがり、日差しも夏そのもの!
なかなかいい匂いがしないまま時間だけが過ぎていく。こういうときは「あーやっぱり昨日の所にしとけばよかったのかなあー、あの木は今頃紅いのがベタベタ張り付いてんじゃないの?などなど邪心ばかりがサラウンドしてしまう。

聞くところによると紅いのは正午ぐらいにしか飛んでこないらしい。
11時を過ぎて焦る。

どこをどうしたものかジャングルのなかを歩いていくと獣道が。
およそ予備知識にあるような台風でひっくり返ったスダジイとかの大木は皆無。
時刻は13時。湿度100%の熱帯雨林を堪能できただけで、まあ良かったなあ、と自分を納得させて引き返す。
すぐさっき見た唯一の割りとましな立ち枯れを、通りすがりながらなにげに振り返ると。


あっ


@@






あっ、

紅いの!

ホンモノ?

イターッ


震える右手でカメラ持ち左手でネット構える。
少しづつ近づいていくけど案外逃げそうにない。
携帯でも撮るが、見事に手振れまくり(笑)


なんだか夢なんじゃないか?とも思える。
だってこの森に入ってからはまったくカミキリどころか甲虫もほとんど見かけてなかったのに。しかもこんなうっそうとしたところに飛んで来たんだろうけど、摩訶不思議。
おい、紅いの、いつもどこいるの?

いろんな思いが交錯しながらも、左手で捕獲!
独特の匂いがして、これが噂のあの匂いか!しかも毒性でかぶれるのか、まあ良い(笑)

キーキーとカミキリらしい鳴き声。
アンテナのボンボリがなんとも良いではないか。
腹側は真っ黒で、腹黒い奴。
意外と黒いところがテカテカしていてカッコいい。

時刻は1320。ちと遅いのか?
それから夢うつつで一時間粘るも追加はなし。

まあ良かったなあ、と引き揚げ。
汗だくになってクルマに戻り、なが靴を脱ぐと、ウギャー!
血染めの証しに人差し指の先程にパンパンに我血を吸ったヒルがコロンと落ちてきた。
踏み潰さずに焼けて乾いた地面に落ちたのでそのままにして自然保護!?
まあ成果があったので仏心もあるもんよ(笑)

自分でポイント探して、幸運にも紅いのが採れて、本当に今日は良い日になりました!

拓心って素晴らしい。

新月のK山理事長、拓心の教えを授けていただき、ありがとうございました!

あー、オリオンが旨いです(笑)

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