ついに、
わが社のゴールデン2ウィークスも終了です。
昨年は9日間の西表島滞在。
今年はまったく同じように13日から島に入りプラス5日間。
これにはいろいろ理由があり、�昨年の御神木では帰る間際に紅い奴のサイズアベレージが大きくなっていった。�採集数が多くなっていた。
などの続きを(もっと大きくもっとたくさん!)見てみたかったこと。
まあ、ただの強欲ですなあ(笑)
神様はよく見ていて、今回は14日間中、晴れたのは前半7日間。雨6日間。そして最終日は曇りのち時々晴れのち雨という感じ。気温も関東より寒くて26度マックスぐらい。
昨年の9日間は全日晴れ、そして高温。ヒルもハブも皆無。
今年は後半に7.8匹のヒルくっつく。
さて、
紅い奴の3年目のそれなりの考察。
まず御神木の推移。
昨年までは行けば必ず採れる100%の確立。
今年は4回行って2回それぞれ1♂採れた。50%。
御神木エリアでは昨年までの実績のある立ち枯れ2本が倒壊していて当然ヌル。また昨年2♀採れた「♀の木」は今年はヌル。
新たに出現した新しい倒木で1♂。
かなり古いけど樹高5mほどの立ち枯れで1♂。
このエリアでの総合成績は4日通って3日採集なので75%の確立。
いっぽう別の有名な山にある有名な立ち枯れに今年は6回登山。
全体的にはそのうち3日採集。
他の目的もあったので雨の日も3日登っているので、それは採れなくて当然かもしれない。
晴れの日3日のうち有名な立ち枯れで採れたのは2日間。実質的な確立は66%。
他には昨年まで自分的には採れなかった木で2♂。
こうして数字だけ追うと、やはり3年間の追跡調査ではまだ結果が出せるような裏付けがないように思える。
3年目の節目で偶然見つけた御神木の成り行きをひとりそっと観察して区切りをつけたかったけど、また来年来ないといけないような結果に終わってしまって非常に困っている(笑)
紅い奴は有名な虫なので多くの愛好者が興味を持っているだろう。不特定多数の採集者が入ると、ささやかな疑問や探求心を満たすような状態ではなくなる可能性が高いので大変申し訳ないけど、まだ他人に教えることないだろう。
有名な山で出会ったふたりのプロはもうあの立ち枯れはオシマイだね、とおっしゃっていたが本当にそうなのかな?
理由が聞けなかったのでなんとも言えないけど、プロだからそう易々とは教えてくれないだろう。
自分は一介のミーハーな虫が大好きなアマチュアだけど、この紅い奴の生態ははっきりいってまだまだ分からないことばかりだ。
今回でよりいっそう謎は増している。
その昔、発生木を見つけ出して根っこまで掘り返して100以上の成虫幼虫を採集した記事があって興奮して読んだ記憶がある。今回ももちろん発生木は発見したいと探していた。万が一発見できたら壊さないで毎年観察したいと思っている。叩き壊したらもうそれでオシマイ。
山を造成してゴルフしている人達とやってることは全く同じになってしまう。
汗だくになって、ヒルに咬まれながら蚊やアブとかに喰われながらヤブをかき分けていくのは本当にシンドイ。
でもその先に「いるんじゃないか?」「御神木があるんじゃないか?」とワクワクしながら汗をかくのは本当に楽しい。
特に西表島は山は低くても非常に複雑な地形と森の深さは本州には見たことのない厳しさだと思う。
屋久島も相当深くて険しいけどちょっと質が違う気もする。
まとまりなくなったけど、たぶん来年も行かないとイカン気持ちが大きい。
もっと他の島も攻めたいけど、なかなか休みが取れないからなー。
まあ忙がしいのは本当にありがたいことなんで、仕事あっての昆虫採集という道楽もできるというもんでしょう!
明日からまた頑張りますので、皆の衆、よろしくお願いいたします!
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