2014年5月22日木曜日

八重山昆虫採集終了

今回は西表島に九日間の予定で来てましたが、Gんが隣の玄関口でもある石垣島にも行ってみたい!というので繰り上げて最終日は朝の船で空港のある石垣島に戻りました。
どちらの島も朝から昼までずっと雨で、今回はじめて雨らしい雨を見るというなんという晴れっぷりな毎日!
この梅雨入り真っ只中というのに。

昨日最後に入ったエリアは今回初日から5回通いましたが、沢の水量は明らかに半分近くまで減っていました。
山も乾いていたのでヒルに血を吸われることもなく快適にすごせました。

石垣島に渡ってレンタカーなど手配。ちょうど移動時間の午前中はド雨でしたが、その昔の記憶でたどり着いたカタモンビロードカミキリbyピロタロー発見地に無事到着した瞬間にパーっと晴れ間が来て雨も上がりました!

近年、激減しているという話を聞いていたのでこの目で確かめたい、という気持ちでやってきました。
さてさて、
風景は恐ろしくなにも変わっていない!
木々が大きくなっていたり、あった木が枯れていたり、とかはあるものの、本質的にはここのエリアに限定して言えばなんら変化を感じません。

雨上がりのムシムシした草藪に突入。
しばらくして懐かしい噛み跡発見。
そして、頭を草藪に突っ込んでのルッキングを繰り返すうちにようやく発見!
やけにながーい触覚が、どんなにカラムシの枝にしがみついていてもはみ出しているので割りと見つけやすい。
ボディはエレガントな薄い茶色いビロード仕上げ(笑) そしてふたつの大きな肩の紋が良いアクセントになっていて美しい。
♂♀を複数個体発見し、どれも発生からそれほど経っていないのかスレのない綺麗な個体ばかりで写真をバシャバシャ撮りまくりました!

その後は時間が半端なのでドライブがてら懐かしいポイントのその後を確認。
また来年、ニッポンムネヒダミヤマのリベンジに急速に来たくなりました(笑)

今回は本当にあらゆる面でラッキーだった!
去年見つけた行けば必ず100パーセント紅いのが見つかる御神木の発見と、今年の生態を確認するべく通って充分な裏付けを得られたことがもっとも大きい収穫かもしれない。

当初掲げたいろいろ目標もトップ5のうちの
第一 ベニボシカミキリ♀ゲットウ
第三 ベニボシカミキリ二桁採集
第四 トゲウスバカミキリ灯火採集→灯下
と、3つも達成できてしまいました!
残りの2つはまた来年としても、ヒラズゲンセイとの突然の出会いがそれらを凌駕するほどの感動を与えてくれて、本当に楽しいというかうれしいというか、もっと自然物の奥深さを改めて知らされていただき、本当にありがとうございました、西表島!
という気分です!

最後は八重山を代表するカンムリワシのこの人(笑)
いまはまさにこういう気持ちです!

また来るからな、とオリオンビールに誓いました(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿