2010年9月1日水曜日

8月の最後に

前日の日曜日の夜。 有名クライマーもたびたび出演している「某熱大陸」を見ていたら、コスタリカ在住の若き昆虫学者が登場していた。 そのネットさばきもすごかったけど、発見した新種が500あまりというのもすごかった。 その生活態度というか、人生の志向回路が、なんか昔のクライマーっぽくて、なぜか懐かしい感じを受けた。  
ああいう人種って、クライミング界に限らずゴロゴロいたのになあ。。。 いまのクライミング界ではとっくに絶滅した思考回路だよなあ~。 もちろん絶滅寸前のロートルも広く薄く全国に分布して日々がんばっているけど、オオクチバスのような圧倒的なトレーニング消化能力と力量技量の高いユース世代の活躍の前では、メダカのようなもんだよなあ~。 
でも、がんばらんとな! 
 
で、全然関係ないけど、有名ポイントでの大虎探索は、今回は以前から気になっていた有名クライミングエリア周辺で初調査に出かけてみました。 
これだけ猛暑続きで、シーズンは真っ只中。 
標高が高いけど、その存在はすでに確認済み。 
ではその証拠とは、 

おなじみ、グルグル食痕と脱出口。 

ちと古いけど、あちこちにある。

熊の爪トギ跡まで。。。新鮮なんで樹液、出てます。。。 怖~ 
 
で、ゴールデンタイムは過ぎ、神のご光臨には出会えませんでした。 
新規開拓ポイントなんで、ハナから採れると思っていませんでしたが、でもやはり姿すら見れないとガックリ。 
まあ、あと20年ぐらいは夏を迎えることはできそうだから、毎年がんばりますかな。 
 
徒手空拳な採集から、一転して、質実剛健な採集へ(笑)
 
ネットもいらず、ひたすらしゃがんではそーっと枯れ葉をめくるめく地味な作業へ。


いました! 今年もボルダリングエリアのそこいらに発見できました。
フォルムとか質感が渋くて、人気の高い瘤(コブ)さんです。 
このエリアにいるのは富士瘤さんしか確認できていないのですが、P太郎情報では谷口さんもいらっしゃるということなので、今日の目標は「谷口氏との出会い」 へ変更! 




ひたすらダケブキの枯れ葉をめくりまくりです。 
発生期に当たったのか、今日は本当に当たりの確率が高い。 
全部で30人ほどの富士夫、富士子さんらに面会できました!




しかしながら本日も谷口氏とは面会謝絶。。。 
まあ、瘤のシーズンはこれから10月まであるので、また少し違う谷とかを攻めてみますかね。
それにそろそろ山の岩登りも出来そうな気温、湿度に落ち着き始めたのを、肌で確認できました!(詳しくは手汁モイスチャー度) 
エアコンの効いたジムもいいけど、やっぱり「岩」登りたいし!!
 
このあと、昨年採集済みの赤島さんポイントに行ったら若い同業者ががんばっていました。 
まだ赤島さんのシーズンは早いけど、自分もなんとか2人確保でき、マンゾクマンゾクな1日でありました。 






ちなみに富士瘤さんは飛べません。羽根ないです。開かないです。 
だからその短いゴツイ6本脚で地面を歩いて移動しているんです。
そんな地味なところも、共感を呼んで人気が高い理由かもしれませんな(笑)
西欧での人気は、知りません。






夕陽まで燃えている~(マイナス1EV補正)








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