2014年8月15日金曜日

パーフェクトヌル

4日間のぶら下がりの疲れで目覚まし時計から30分寝坊のちに出発。
今日目指すのはたぶん家からもっとも近いところにいるF山のパキタ。
他の2ヶ所の産地ではなんとかペアで揃えているものの、採れるエリアやそこのノリウツギの咲き具合、そして快晴という条件を満たす「その日」というのはなかなか少ない。
または一年に一回あるかないか。
まあ、プロかフルタイムまたは必ず週末休めるリーマンさんたちに言わせるとそれほど難しいムシではないそうだが、自分のような万年赤色テープまたはイレブン満足レベル(ムシグレードに例えてね)だと、限りなく黒テープまたは13なにがしとかいうレベルなので厳しい。

寝ぼけながら運転していると目の前には真っ青な空をバックにしたF山が!
うーん、やはり出るのが遅かった!
日の出ぐらいには現地にいないと少ないチャンスもすぐに真っ白なガスに巻かれる!というものだ。

今日初めてのエリアなので偵察と足首のリハビリを兼ねて、という考えが甘かったか?
まあでも最初はなにもどこもよくわからないから仕方あるまいよと、バスに乗り換えて雲の上へ。
着いた時間はまだ朝の連ドラも始まってない頃合いなのに、すっかり雲の中へ着いてしまいました(笑)
コースタイムで三時間弱の登山道を、下る。
誰もいないかと思いきや、いまはやりのトレラン選手とかが本当にきつい坂道を走ってるのを見てびっくらこいた(笑) すごーい!
そんなことに感心していたらなんとパラパラ降ってくる。
おまけに風がひどく強く、帽子なんぞは被っていられないのですぐにしまってカッパを着込む。
まあ、ここのムシは低温強風には慣れているだろうから?ちょっとした谷筋とかの良い環境を見落とさなければなにかしら採れるでしょ!と楽観。
なんせいまはムシムシシーズン最後の盛りですからねえ。
ところが。
降りれば降りるほどに、
雨足強くなり、
ガスも立ち込めてきて、完全にもののけの世界。
ダイダラボッチの降臨直前か?

なーんにもいない。

ついにどしゃ降りになり、雷鳴轟き、
ただただ下山。

それでもまだあきらめない性分の成せる業か(笑) 来年のために盛りの過ぎたノリウツギの株を確認しに、そして念のためにネットも出して道路沿いを歩くとすぐに採集禁止の注意をいただく。
あれ?ここは大丈夫なのでは?と思うも自分のような初級者が変に口答えして、他のベテランさんたちに迷惑をかけるのもなんなんなので、素直に従い網はしまって帰る。

最近はもともとある特別保全区域という全面採集禁止エリアはもちろん、県単位や市町村単位の条例で採集禁止(特定の種類だけに限定していることがほとんど)していることが増えてきたので、知らない間に法に触れている可能性があって誠に怖い。
クライミングはまだエリアごとの立ち入り禁止ということも問題になっているが、このルートはダメと言われているようなものなので本当に面倒くさい。

ともあれ、濡れて寒くて下山してきた関東は、見事な熱帯高気圧(笑)
100キロも離れてないのに、えらい違いです。
だから多種多様な生き物がたくさんいるんですかね!

さあて、アセカキカキ、
午後は仕事だあー!(笑)

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