2014年2月11日火曜日

アイナック国際アウトドア専門学校

この3日間は新潟県妙高高原にて、毎年呼んでいただいているアイナックさんのクライミング生徒にセットやメンテナンスなどの講習会を行っています。
今年は人数も多く、まずはルートセット実習からお互いの出来立てルートの登り合いのあとに品評会?
日頃、○ッキーに鍛えられているおかげで、基本的な高所作業のいろはは安心して見ていられる。
この学校の長所はなんといっても室内常設15mのルート壁。これだけの施設は全国的に見てもそれほどない。

ほとんどの生徒は卒業後はクライミング関連かジムに就職希望なので、なんでもできる即戦力な人材に育って欲しい。もちろん、クライマーとして自立した人間であることは大前提。

昨今、全国ではボルダージムはどんどん出来るけど、思うに完全に教える側の人手不足。
ボルダーはそれこそ1年みっちりやれば若者ならすぐに初段ぐらいまでのレベルまでは必ず登れるようになる。
教え上手な性格なら、そのぐらいのレベルなら充分にやっていけるだろう。

しかし。
ボルダリングはあくまでクライミングの一部に過ぎない。
ボルダリングだけを追及していくことはもちろん素晴らしい。できれば10年、20年と続けて欲しい。
だが、クライミングという世界は入口こそ狭いけど、その奥は、実に深く、そして広い!

好きで入ったこの世界だからこそ、なるべく多くのタイプのクライミングに挑戦して、そのうえで、さらにその先の世界を、または違う世界を見て欲しい。
そしてクライミングの素晴らしさを伝える人になって欲しい。

要望ばかりになってしまったけど(笑)
年寄りのたわごとだけど、
明日もしっかり頑張っていこー!

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