今年の夏も過ぎていく。
ほとんどのカミキリムシの季節は終わりの今時分。
毎年、お盆過ぎから9月中旬までのシーズンには1~2回しか採集に出かけられないけど、いまだ姿を見たことがない。居た、という痕跡は割とどこでも見かけるのだが、まさに「広く浅く」生息しているムシの典型なようなカミキリ。
ちょっと前までは、一生に一度採れればイイとされてきたムシだが、昨今の情報化社会のなかでは、採れているホットなエリアを知れば、5段のムシではないそうだ。
自分は根がクライミングに基づいているので、そうした情報は欲しいけど、でもやっぱりという気持ちも捨てきれない。
なにがでもやっぱりというと、やはりルートだったらリード。そしてオンサイトが最高のスタイルだし、つねにそこはすてられないプライドというかクライマーならだれでも持って(いた)る姿勢。
ムシの世界なら、自分で探したポイントであれこやこれやと時期や時間や方法を工夫して採る、ということ。
あとは自分の第6感で探すという感覚。
そういうスタイルで採れたら、そしてレアなムシならなおさら、最高にうれしいだろーなー。
じぶんにはオフにあらかじめ膨大な木々を探して目星をつけていくという時間はなかなかないので、今日はP太郎に教えてもらった古典的なポイントへ行ってきた。
ほかにだれも虫やさんに会わなかったところをみると、ここはもはや終わったエリアなのかもしれない。
ほかにも周辺には自力で探したポイントは3か所ほどあるのだが、炎天下の採れるとされている3時間では、あちこち見まわる時間はない。
しかもほかのムシはまったくといっていいほど採れない季節なので、ゼロか5段(自称)という究極の採集行となってしまうのも、なかなかつらい原因でもある。
今日もやたら暑くて(山中33度)無風で汗ダラダラ流して厳しい斜面の登り降りを繰り返しての半日が終わった。
本格的に探索開始して早5年。
今回も姿カタチすらみることができなかった。
リードでいうと1本目もヌンチャクかけられない状態。
ボルダーなら1ミリも尻の浮かないSDスタート、といったところかな(笑)
O-トラ。
きびしーなー!
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