2012年7月30日月曜日

真夏の夜のラプソディー

というわけで、南九州採集記です(笑)

日曜日から木曜日いっぱいの5日間。
あえて仕事は入れず、勘案事項は土曜日1日馬車馬のごとくフル稼働で事務系処理完了!
いろいろ調整して作った今年最初で最後のマイ大型連休。
この時期は日本全国どこでもイイ虫がうじゃうじゃと活動している!
あそこも行きたいあちらも行きたいと目移りすることことかかず。
自分の行動半径は、岩も虫もほぼ同じで、西は滋賀県辺り、北西部は白馬辺り、北は宮城県辺りまでが日帰り圏内。5日間もあると少なくとも2つの大きなエリアをハシゴできる。
天気は、しかし東日本は後半のみ真夏日予報。唯一気温も天気もいいのは、豪雨災害も終わろうかとする九州南部のみ。
あれこれ悩む割には即決なのが変なA型の性なのか?
片道1500�、往復に丸々2日かかって運転交代要員なし!
でも中3日ある(笑)
こういう機会は、あらかじめ決めて容易周到に準備するのが普通だけど、なにかが呼んでいる。
自分はけっこう霊感というか第六感があるみたいで、説明できないけど冴えているときはなにかに導かれるようにに行動できたり見聞きしている。それは若い頃は自己最難オンサイトを更新したときとか、御先祖様やUFO とかスカイフィッシュみたりときとか(笑)

で、宿題がないと主張する夏休み入ったばかりの次男連れて即出発進行〜


基本的にはまったく情報持たずに山に突入。最初の1.5日はほぼ空振り。昼も夜もポイント探して、血眼になって、あれやこれや植物の植生を観察して想像してそこにいるであろうカミキリさんたちを探す探す!

およそ地の果てという表現がぴったりくるとある林道で、私は見た!
虫屋が夜な夜な採集活動している屋体の痕跡を!
ここだったのか〜

なるほど、たしかにここは良い。でも海も近いのが意外だった。
なかなかの照葉樹原生林。

しかしいつも思うのは、日本には本当に原生林って、もうほんの僅かしか残ってないんだよねえ。
御願いだから、もうこれ以上はムダな林道建設と植林はしないで欲しいなあ…

近くの集落まで片道1.5時間のワインディングロードを往復して、風呂と食料と発電機の燃料買い出し。
けっこう疲れる。

でもそれから丸々ふた晩、文字通りあべちゃん風に言えば「寝てねえっすよ」で、ライトトラップを一晩中行って、昼間は昼間のムシトリして、思う存分に採集シャワーをたっぷり浴びることができました!
おそらく物凄いビギナーズラックでしたが、狙いもの二種が採れて良かったなあ〜
左がオオスミヒゲナガカミキリ、ここの特産種で推定三段。いや、♀なので四段かな?
右がトゲウスバカミキリ。ここのは屋久島からその昔、黒潮に乗ってたどり着いた末裔らしく、五段!
他に写真にないけどベーツヒラタやマイマイカブリも!採れました。

ただひとりお会いした地元のM氏は採集歴30年という大ベテランですがまだ採ったことがないとのこと。いろいろ教えて頂きありがとうございました。惜しむらくは、帰る日の片付ける数時間前に採れたけど、撤収が朝の3時で少し離れたところにいたので報告できなかったことです。
この場を借りてお礼を言うとともに、北の橋のポイントで0時に飛んできたことをお伝えします。
ありがとうございました。

クワガタはミヤマ、ノコギリが3晩でおそらく300は飛んできました!恐るべき自然林。福島県でもここまで降ることなかったなあ〜

あっ、もちろんボルダーも合間に探しました。

天国みたいなビーチの脇には、絵に書いたようなボルダーがごろごろ。
白い砂浜には無数の海ガメ産卵のための足跡とそれらしき穴やらこんもり土手やら。
海ガメの親玉みたいなボルダーもあったので、写真だけチラリと(笑)

採集欲もすっかり満たされて、地獄のような睡魔と闘いながらの20時間ドライブも、途切れとぎれの意識をつなぐ途切れとぎれの音声と画像のサッカー男子のまさかのスペイン勝利でこちらも頑張れました(笑)


いやあ〜行って良かったなあ〜

長文、読んで頂きありがとうございました。

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