6月ももうすぐおしまい。
ことしの半分も、もうおしまい。
これまでで、もっとも長いひとつきでした。
「岩とむし」という、ふざけたタイトルのブログも、
かれこれ8年も書いてきました。
これは、いまは休刊中のかつてのクライミング雑誌のバイブル「岩と雪」にひっかけたネーミングでした。
岩に真剣に取り組んでいた頃、人生そのものを賭けていた頃。
そんな夢に勝手に破れ、子供の頃に大好きだった虫取りに逃避する日々。
現実の厳しさに打ちのめされ、這い上がることなく逃げてばかりの半生でした。
ただ、
クライミングは大好きなので、
なんとかしがみついて、
それで食べていければいいと願っていました。
しかし、
クライミング写真にしろ、
国際チーフセッターにしろ、
ユース強化監督にしろ、
すべてが中途半端に終わってしまいました。
そして、
壁建ても、
まだまだたいしたことも満足にできないでいます。
世の中は、
食うか食われるか。
食われっぱなし。
負けっぱなしでした。
自分としてはブログというものは文字通り「日記」。
ものを書くときは、基本的に誰かを想って書いています。
何かを書くというのは、なにかを伝えたいから。
写真も、誰かになにかを表現したいから。
そんな伝えたい気持ちも、いまとなってはもう意味のないことになってしまいました。
クライミングに、岩登りに、初めて出会って体験して、身体の芯を震わせたあの興奮となんともいえない充実感と幸福感。
あれから31年。
長いようで、あちこちと寄り道していたせいで、あっという間でした。
8年間、
どうもありがとうございました。
岩とむしは、本日で終了いたします。
また出会ったころのような気持ちで、
クライミングを新しい気持ちで再開したいと思います。
さようなら。
新しいブログをどこかで始めるので、
またどこぞで出会えればいいですね!
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